◆ 駐車場脇にはソメイヨシノもある 2004/4/02 撮影
本堂には六地蔵尊が本尊として安置されています。この本尊は秘仏で年に一日(数時間)だけ拝観できます。その御開帳の日は山田地蔵尊春季大祭の日の4月23日の夕方19時より数時間です。
なお、境内には6人の墓もあり、安産や子育てを願う参拝者が多く訪れています。 1
嘉永4年(1851年)に描かれた本堂天井の絵や中国製の鐘楼も珍しいものです。
寺周辺には桜があり春には美しい花を咲かせます。ソメイヨシノと山桜があり、特に
寺入口階段左の駐車場そばに山桜の大きな木があり平年は3月27前後に、とてもきれいな花を咲かせます。
山桜はソメイヨシノより5日程度開花が早いようです
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地元では「山田のお地蔵さま」と言われており、安産や子育てを願う参拝者が多く訪れます。春には桜が大変うつくしい。
戦国時代の天文20年(1551年)宗像大宮司氏雄(うじお)が長州で戦死しました。
側室の子氏貞(うじさだ)を跡取りに立てようとする者たちの陰謀で、ここ山田にて
正室の菊姫と母堂、4人の侍女が惨殺されました。
その後、怨霊(おんりょう)が出没するようになり、内紛をたくらんだ者達は、たた
られて死んだと伝えられています。
曹洞宗増福院は宗像大宮司氏雄の神護寺として在った尼寺に、鎮魂のため、6霊を合祀して六地蔵を刻み、
増福院と号して6女の霊を祀りました。その後は怪異、変事も収まったと伝えらています。
◆ 山田地蔵尊増福禅院の本堂 (寺の創建は1550年代)
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