福岡県内徹底探検隊
福岡県内の名所旧跡の紹介
福岡県内の見所、ドライブコース、デートスポットの紹介
独鈷寺 ( とっこじ )

九州の宿 約1500宿(ホテル、旅館、ペンションなど)の紹介

福岡県糟屋郡新宮町大字立花口1098
< 宗像探検メニュー > < 探検隊メニュー > < 九州観光案内メニュー > < メインメニュー >
九州内のホテルや旅館、ペンション、民宿、ビジネスホテル、国民宿舎など宿泊施設のご紹介
line



 
 

◆◆◆◆◆ 独鈷寺(とっこじ) ◆◆◆◆◆

 独鈷寺(とっこじ)は立華山明鏡院独鈷寺と称し天台宗比叡山派に属する天台宗開祖の寺です。 寺の由来は千年家(国指定重要文化財横大路家住宅)に伝わります。寛政九年庄屋治右衛門の書上覚、 或いは、六所神社の横に奉祀されている薬師如来仏の厨子の銘等によると、仏教大師(最澄)が建立したとあります。

 伝説によると延暦24年(805)に唐から帰国した最澄は古賀市の花鶴が浜に着かれました。霊地を求めるために、持参の独鈷(とこしょ)と鏡を 空高く投げると鏡が輝き独鈷(とこしょ)とともに二神山(立花山)の方向に飛び去りました。
最澄が二神山(立花山)から乾(いぬい:南西)の方向に一里の所に来た時に、山から下りてきた一人の猟師に出会ったので、 「山中で何か変わったことはなかったか? 」 と訊ねると、猟師は「私は源四朗というものです。昨日、鹿を捕るために山に入ると、空から火の玉のようなものが 落下してきて山野が鳴動したので恐ろしくて恐ろしくて、急いで観音堂に入り祈りながら夜を明かし、山を下りるところです。」と答えた。
最澄は「独鈷(とこしょ)が落ちたと思われる、そこに連れていってくれ」と頼むと猟師は道案内し独鈷(とこしょ)と鏡が落ちたと思われる所に連れて行きました。
そこには、たしかに独鈷(とこしょ)と鏡がありました。最澄はこの地こそが我が願いの霊地に違いないと、そこに一宇の草堂を建立しました。 その草堂の場所が今の独鈷寺(とっこじ)の場所です。そういうことで独鈷寺(とっこじ)は最澄が帰国後最初に建てた天台宗の寺ということになります。 その後に最澄は天台宗比叡山延暦寺を開創されますが、それ以前の話ということになります。

 現在もその鏡と独鈷(とこしょ)とともに最澄がその上で座禅したという、長さ2.7m幅1.6mの座禅石や干雨に関係なく清水が湧き出る独鈷水などが境内にあります。

 また、鎌倉時代から江戸時代初期の仏、具足、及び江戸時代初期徳川二代将軍秀忠が徳川家安泰を祈願して 奉納された掛仏(日光東照宮と独鈷寺の2つだけにある)などがあります。

 最澄を道案内した猟師の源四朗に対し最澄は厚く礼をいい、「これより横大路の姓を名乗るがよい」と言われたそうです。この横大路家は新宮町上府に 千年家(せんねんや)」の異名をもつ旧家とし健在です。横大路家には最澄が唐から持ち帰ったいわれる毘沙門天像と、同じく最澄が唐から持ち帰ったと云われる法火がありましたが、 法火は管理が難しいと2011年 11月 4日に太宰府市にある「竈門神社」の「妙香庵奥の院」に移されました。

独鈷(とこしょ)とは?
 下の絵のような物で槍の穂先状の物が左右にあり、中央を手で持つようになっています。元々はインドにあった武器である ようですが、仏教の世界では煩悩を滅し仏性を現すための法具です。言い換えますと、人間の内にある煩悩(欲望)をやっつける道具ということですかね。


 
 


 ◆ 独鈷寺(とっこじ)の昔の参道 ( 2015/ 4/ 2 撮影 )
独鈷寺(とっこじ)の昔の参道 ( 2015/ 4/ 2 撮影 )

 ◆ 石碑などがいろいろある
石碑などがいろいろある

 最澄さんは座禅石で座禅をし修業をされたのですが、石のそばにあった大木に霊感を感じて、その木で薬師仏を彫られました。その薬師仏を安置するために、 六所神社の境内にある薬師堂を建立されたそうです。
しかし、その後に最澄は比叡山に赴くことになりました。その時に薬師仏を携えて比叡山に行かれ、比叡山の根本中堂の安置しました。今も比叡山の根本中堂の本尊は 伝教大師(最澄)ご自作の本尊薬師如来像となっています。その薬師如来像はこの独鈷寺で彫ったことになります。

 説明にも「座禅石と独鈷水が残っていると」とありますが、独鈷水がどこにあるのか案内板もなく、なかなか見つかりませんでしたが、 新宮町史に「明治の神仏分離で、六所神社の境内に溝を掘り薬師堂や独鈷水を分離し独鈷寺(とっこじ)に残した・・・・」と書いてあるし、 天本孝志著「筑前古寺巡歴」(1991年 葦書房 出版)にも「薬師堂のそばの独鈷水・・・・」と書いてありますので、 薬師堂のそばを探すと、大木の根元に古い井戸があることが分かりました。それが独鈷水と思われます。今は覆いの屋根も傾いており立て看板もないので、注意して見ないと気が付かないですね。
※ 参考文献:天本孝志著「筑前古寺巡歴」(1991年 葦書房 出版)

動画案内(約4分)


 ◆ 正面が独鈷寺
正面が独鈷寺
 ◆ 左に本堂がある
左に本堂がある

 ◆ 独鈷寺の本堂
独鈷寺の本堂

 ◆ 本堂
本堂
 ◆ 本堂の隅になにかある?
本堂の隅になにかある?

 ◆ 本堂の前にある最澄が修行のため座禅されたといわれる「座禅石」
本堂の前にある最澄が修行のため座禅されたといわれる「座禅石」

 ◆ 境内の池
境内の池
 ◆ 半分散っていたが1本の桜がきれい
半分散っていたが1本の桜がきれい

 ◆ 大日堂
大日堂
 ◆ 大日堂の横にある庚申塔
大日堂の横にある庚申塔

 ◆ 六所神社の南側は独鈷寺の寺領になっている
六所神社の南側は独鈷寺の寺領になっている
 ◆ 独鈷寺薬師堂
独鈷寺薬師堂

 ◆ 薬師堂の中
薬師堂の中
 ◆ 薬師堂のそばにあるのが独鈷水(とっこすい)
薬師堂のそばにあるのが独鈷水(とっこすい)

 ◆ 井戸になっている
井戸になっている
 ◆ 独鈷の文字が見える
独鈷の文字が見える

 ◆ 井戸の蓋(ふた)を開けてみた
井戸の蓋(ふた)を開けてみた
 ◆ 湿ってはいるが水はないようだ ※ ビッグ写真
湿ってはいるが水はないようだ

 ◆ 独鈷寺の専用駐車場
独鈷寺の専用駐車場
 ◆ 近くの六所神社
近くの六所神社
 ◆ 動画案内(詳細版 約4分)
独鈷寺の動画案内


[ 新宮町の魅力が満載♪ ふるさと納税 福岡県新宮町 特産品 返礼品 ]





《宗像地域周辺》
…花の名所

この周辺の宿を探す


波津ゆうれい坂海蔵寺成田山不動寺高倉神社鐘崎織幡神社地ノ島さつき松原承福寺・宗像氏貞の墓 今門のサルスベリ(百日紅) 浄光寺のフジ道の駅むなかた依岳神社の大イチョウ孔大寺の大イチョウ山田増福院神湊筑前大島中津宮七夕まつり 宗像大社みあれ祭前夜祭花火大会宗像大社みあれ祭海の道むなかた館 鎮国寺鎮国寺紫灯大護摩供赤間宿跡赤間宿まつり八所宮八所宮秋季例大祭正助ふるさと村グローバルアリーナザビエル教会の旧聖堂原町唐津街道(★九州大道芸まつりin宗像)光岡八幡宮宗像ユリックス日の里団地JR風景(日の里近く)田熊山笠むなかたみんなの山笠宗生寺と馬頭観音許斐山太閤水と殿ん屋敷八並不動尊大祭八並の庚申堂畦町 ほたるの里内殿の日吉神社舎利蔵自然林上西郷弾薬庫跡なまず神社となまずの郷神興神社久末総合公園縫殿神社新原・奴山古墳群津屋崎古墳群今川遺跡 あんずの里静御前の墓白石浜・勝浦浜恋の浦 大峰山自然公園(東郷神社)楯崎神社と親子灯台福津のくぐり岩津屋崎津屋崎祇園山笠金刀比羅神社の御神幸祭豊山神社御神幸祭西鉄宮地岳線福間海岸福間浦玉せり福津市花火大会サンピア福岡諏訪神社JR福間駅 宮地嶽神社 宮地嶽神社(民家村)宮地嶽神社秋季大祭大注連祭長谷寺手光波切不動古墳小竹石穴古墳旦ノ原井戸・飯盛山上大森古墳清瀧清滝水路 興山園医王寺唐津街道青柳宿五所八幡宮人丸神社千年家 ・独鈷寺六所神社梅岳寺薬王寺温泉 脇田温泉竹原古墳

北九州市周辺 筑豊周辺 福岡市周辺











 | 北九州市 | 福岡市 | 嬉野・武雄 | 長崎 | 平戸・佐世保 | 雲仙・小浜 | 玉名・菊池 | 阿蘇 | 黒川・湯布院 | 別府 | 高千穂 | 宮崎・日南 | えびの霧島 | 指宿温泉 |

周辺の宿(温泉宿ほか)

独鈷寺周辺マップ(マピオン)  地図の中央 '+' あたりが独鈷寺の位置です。
新宮町の公式ホームページ
新宮町商工会のホームページ
  *インフォメーション
    ■独鈷寺     092-962-0988
    ■新宮町役場   092-962-0231(代表)
    ■新宮町商工会  092-963-4567(代表)
  *アクセス
  ■JR鹿児島本線「福工大前」駅より約3.7Km(徒歩約50分)
  ■立花小学校前(新宮町コミュニティバス)バス停から徒歩約5分
 [ 地図情報 ]

宗像探検メニューへ戻る
探検隊メニューへ戻る
九州観光案内メニューへ戻る
メインメニューへ戻る






企画・制作 (株)システム工房 ・ 最終更新日.2015 423
株式会社システム工房 TEL 0940-51-3019
Google 九州の宿
Web yado.co.jp (よかとこBY)


画面番号:H040242-03520101
Counter