◆ 奈良の平城京を模した朝堂院形式 ※ ビッグ写真
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大宰府政庁は発掘調査により創建時を含め三回の建て替えが行われたことが判明しています。左の太宰府政庁復元模型は10世紀に建てられた第三期の建造物で奈良の平城京を模した朝堂院形式という建物です。
正面にあった正門の朱雀門(すざくもん)の場所が上の写真の石段の場所です。当時、ここでは警護の兵士が立ち、通る人をチェックしていたと思われます。そこから少し入ったところに中門があり、その場所が下の中門跡の場所です。
太宰府政庁復元模型では広場を挟んで両脇に脇殿というのがあり、その礎石が残っている礎石です。復元模型では脇殿は正門に比べて質素な建物ですが、残っている礎石から推測すると、
もっと大きな建物だったと思われます。正門と同じような豪華な建物だった可能性がありますね。
大宰府政庁跡には桜の木が100本ばかりあり、春には花見ができる桜の名所です。大人は花の下で花見を行い、子供は広場を走り回る光景を良く見ます。ここは車も来ないので安全でいいですね。
例年の見頃は3月末頃ですが、今年(2019年)は満開が3〜4日遅れ、雨も風も吹かなかったので見頃の時期が長く4月8日頃まで花見が楽しめました。
動画案内(約3分)
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