◆ 武蔵寺を建立した藤原虎麻呂(ふじわらとらまろ)の像
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天拝山歴史自然公園には武蔵寺を建立した藤原虎麻呂(ふじわらとらまろ)の像があります。恥ずかしながら長い間、てっきり菅原道真の像と思っていましたが、
よくよく名標板を見ると藤原虎麻呂(ふじわらとらまろ)でした。
像の名標板には「筑紫野に立つ虎麿」と書いてあります。「虎麿」とも「虎麻呂」とも「登羅麻呂」とも「虎丸」とも書くようですが、ここでは「虎麻呂」と書くことにします。
この藤原虎麻呂(ふじわらとらまろ)さんの一生を描いた五幅の縁起絵が武蔵寺に残っており、そこには武蔵寺を創建してから死没までの物語を描いています。
その縁起絵の中に虎麻呂の娘・瑠璃子が病気になった時、薬師如来のお告げにより温泉に入ったところ、たちまち病が治ったという二日市温泉の発見の事も書いてあります。
ようするに二日市温泉の発見者ということで、ここに像が立っているのだ思います。
この「天拝山歴史自然公園」から天拝山(標高258m)に登る登山道があります(下記の登山道案内図を参照ください) 地図で見ると約1700mくらいの距離で片道約50分かかります。道は3本ありますが、真ん中の「しゃくなげ谷」を通る道は
工事中で通行止めになっていました。それで行きは九州自然歩道になっている「開運の道」を登りました。比較的整備されている道です。帰りは「天神様の径」という道を通りました。
こちらの道は整備されていない、自然に近い道です。この道を道真が幾度も登頂し、天を拝ん で自分の無実を訴えたという伝説が残っています。だから『天拝山』と言うようになったそうです。
●天拝山歴史自然公園案内図
●天拝山登山道案内図
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