◆ 和布刈神社は海峡の守護神として崇敬を集めてきた
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和布刈神社は昔から海峡の守護神として崇敬を集めてきた神社で、対馬藩主であった宗氏により寄進された海中灯籠(とうとう)が海の中に建っています。
(今の海中灯籠が宗氏が寄進した物かどうかは諸説あるようです)
宗氏は航海の安全を祈願し海中灯篭を寄進したそうですが、灯籠を見ていると壇ノ浦の戦いで海に沈んだ平家一門を弔っているような気がしてきます。
平安時代の末期の元暦2年(1185年4月25日)に神社前の海峡で壇ノ浦の戦いが行われ平家は滅亡しました。このときに数え8歳であった安徳天皇も入水し亡くなりました。下関の赤間神宮に安徳天皇は祭られています。
この壇ノ浦の戦いの前夜に平家一門が和布刈神社境内で酒宴を開いたと伝えられています。
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