◆ 7月1日より福博の街の14カ所に飾り山がお目見えする (十二番山笠 博多駅商店連合会)※ 別のビッグ写真はここ
|
|
博多祇園山笠 (はかたぎおんやまかさ)
博多祇園山笠の誕生は、諸説いろいろあるが、1241年に承天寺(じょうてんじ)の開祖、聖一国師弁円が施餓鬼棚
(せがきだな)に乗って疫病退散を祈願しながら博多市内をまわったのが始まりといわれており、国指定重要無形民俗文化財に指定されております。
また、戦前までは東長寺が山笠をおこなっていたが昭和19年に戦況が険しくなるなか、東長寺は山笠を中止しました。
このとき代わりに櫛田神社が山笠を行ない、これ以後から現在まで櫛田神社が行っています。
以上のような理由で追い山笠のときには東長寺、承天寺(じょうてんじ)の前を敬意を表するためにかならずまわることにな
っています。
博多祇園山笠の日程は7/1〜7/15で、期間中は市内各所に飾り山笠が建ち祭気分を盛り上げてくれる。飾り山笠は主に歴史物のテーマが多いようですが、
「見送り」といわれる裏は子供用にアニメの人形を飾っている山が多いですね。
ちなみに町中を担ぐのは「舁き山笠」といい、飾り山笠より少し小ぶりに造られています。
博多祇園山笠一番のクライマックスは15日の追い山笠で約5キロの工程を疾走します。
如何に美しく山を櫛田の清道で動かし、如何に全町コースで勇壮に動かしたかが問われるものです。
今年も、早朝4時59分に大太鼓の合図でスタートし櫛田神社の境内になだれ込み、「オッショイ!、オッショイ!」「オイサ!、オイサ!」の掛け声とともに市内に駆け出しました。
朝早いというのにコースの沿道には多くの見物客が詰め掛け勇壮な祭りに酔っていました。
|
|
|
■■■■■ 2013年 博多祇園山笠 飾り山笠 ■■■■■
◆ 四番山笠 東流
|
◆ 五番山笠 中洲流
|
・ 表(天下取戦陣之誉)
|
・ 見送り(天孫降臨高天原)
|
・ 表(合戦石垣原)
|
・ 見送り(関ヶ原の合戦)
|
◆ 七番山笠 千代流
|
◆ 八番山笠 上川端通
|
・ 表(武魁神剣誉)
|
・ 見送り(藤花三巴誇)
|
・ 表(軍師官兵衛)
|
・ (正木宗七博多人形献)
|
◆ 九番山笠 天神一丁目
|
◆ 十番山笠 渡辺通一丁目
|
・ 表(起死回生尊氏陣)
|
・ 見送り(正成千剣破城誉)
|
・ 表(太閤博多の町割り)
|
・ 見送り(名探偵コナン)
|
◆ 十一番山笠 福岡ドーム
|
◆ 十二番山笠 博多駅商店連合会
|
・ 表(疾風誉若鷹)
|
・ 見送り(源平壇之浦決戦)
|
・ 表(女戦士八重の桜)
|
見送り(サザエさん)
|
◆ 十三番山笠 キャナルシティ博多
|
◆ 十四番山笠 川端中央街(2013年は休止)
|
・ 表(勧進帳)
|
・ 見送り(西遊記)
|
・ キャナルシティ博多 点景 ※ ビッグ写真はここ
|
◆ 十五番山笠 ソラリア
|
◆ 十六番山笠 新天町
|
・ 表(黒田決戦石垣原)
|
・ 見送り(呑取名槍日本号)
|
・ 表(助六江戸前男振)
|
・ 見送り(サザエさん)
|
◆ 十七番山笠 博多リバレイン
|
◆ 十八番山笠 櫛田神社
|
・ 表(智勇誉軍師)
|
・ 見送り(祭博多之賑)
|
・ 表(剛弓一箭源為朝)
|
・ 見送り(神武東征熊野譚)
|
◆ 番外 川端ぜんざい
|
|
・ 表(八犬伝孝信之絆)
|
・ 見送り(瑞祥七福神)
|
番外 川端ぜんざい
博多の三大名物と言えば辛子めんたい。豚骨ラーメン、それから川端ぜんざい です。
その「川端ぜんざい」は大正初期、福岡市博多区上川端で川原家の四姉弟が創業したのが始まりで、強い甘味が特徴です。
博多の名物と呼ばれるほどの人気を博していましたが、創業者の川原家の人達も絶え、昭和60年に「川端ぜんざい」の看板を下ろしてしまいました。
その後、川端ぜんざいを懐かしむ声が高まり、地元商店街が主体となって、アイデアを出し合って、なんとか開店営業することになり今に至っています。
「川端ぜんざい」には「ぜんざい広場」が中央にあり飾り山笠が飾られています。この山笠は 「走る飾り山笠」の異名を持つ上川端商店街の山笠を1年間飾っているものです。
この時期に飾っているのは1年前の上川端商店街の山笠と言う事になります。
|
◆ 那珂川越しに見る「川端ぜんざい広場」の飾り山笠 全景
■■■■■ 舁き山笠(かきやま) ■■■■■
◆ 一番山笠(舁き山) 恵比須流 人形師 亀田均
|
◆ 二番山笠(舁き山) 土居流 人形師 中村信喬
|
・ 【見義不為勇也(ぎをみてなさざるはゆうなきなり】 ※(見送り)カーソルON!
|
・ 【忠誠真愛武士魂(ちゅうせいしんあいもののふのこころ)】
|
◆ 三番山笠(舁き山)大黒流 人形師 宗田智幸
|
◆ 四番山笠(舁き山)東流 人形師 白水英章
|
・ 【威風堂々忠義漢(いふうどうどうちゅうぎのかん)】
|
・ 【天女降臨払暗雲(てんにょこうりんあんうんをはらう)】
|
◆ 五番山笠(舁き山)中洲流 人形師 中村信喬
|
◆ 六番山笠(舁き山)西流 人形師 今井洋之
|
・ 【武勇長政公(ぶゆうながまさこう)】
|
・ 【蘭陵王(らんりょうおう)】
|
◆ 七番山笠(舁き山)千代流 人形師 川崎修一
|
◆ 新天町子供山笠 人形師 亀田均
|
・ 【英傑傾天下尚潔(えいけつてんかにかぶいてなおいさぎよし)】
|
・ 【サザエさん(さざえさん)】
|
■■■■■ 7/9 全流お汐井とり ■■■■■
|
|
全流お汐井とり
7月1日には当番町のみがお汐井とりを行いますが、7月9日には全流の舁き手が身を清める「お汐井とり」を行います。
各山は17時前に締込姿で各流の舁き山の場所(山小屋)に集まり、一番山が、17時30分に石堂橋をスタートし
「おっしょい!!」「おっしょい!!」の掛け声とともに「お汐井道」と呼ばれる小道をたどって一路箱崎浜を目指します。
各流れは5分おきに、筥ア浜に向かって出発します。
各流ごとに18時から19時過ぎにかけて箱崎浜に到着し、沈む夕日(海)に拍手を打って安全を祈願します。
そして海岸に下りて お汐井(真砂)を「てぼ」と呼ばれる竹かごや枡(ます)、ビニール袋に詰めて持ち帰ります。
帰路は筥崎宮、櫛田神社に参拝し、山小屋まで戻ります。
この博多祇園山笠の安全を祈願する「全流お汐井とり」は往復で約10km近く走るので足ならしの意味もあるようです。
この日から博多祇園山笠が実質的に始まります。
お汐井とり 動画案内(詳細 約4分)
YouTube (ユーチューブ)
|
|
|
◆ 箱崎浜に到着した千代流 ※ 2013/07/09 撮影
◆ 夕陽(海)に向かって拍手を打って安全を祈願する
|
◆ 海岸に下りて お汐井(真砂)をとる
|
◆ 子供達もビニール袋にどっさり入れる・・・・
|
◆ 枡(ます)に お汐井(真砂)を詰める
|
◆ こちらはテボに お汐井(真砂)を詰める
|
■■■■■ 7/13 集団山見せ ■■■■■
|
|
集団山見せ
福岡市街地は大きく分けて博多地区と福岡地区に分かれます。博多地区は古代からの歴史を持ち、中世に商業都市として栄えた所で、
福岡地区は江戸時代に黒田氏が入国し那珂川を挟んで西に城下町福岡を築いた所です。簡単に言うと商人の街が博多地区で武士の街が福岡地区でした。
今でも官公庁は福岡地区にあります。
街の名前は福岡市ですがJRの表玄関である駅は博多駅となっているので、ややこしいですね。
博多祇園山笠は櫛田神社を中心に博多地区を舁き山が練り歩く祭りで、福岡地区には踏み込みませんでした。
昭和37年に福岡市が「より多くの人たちに山笠の楽しさを・・・」と福岡地区にも舁き山を見せて欲しいと要請し、始まったのが「集団山見せ」です。
福岡市長や知名士が台上がりを務め、山笠の期間中、この日だけ舁き山が那珂川を越えて福岡地区に入ります。
博多祇園山笠の「集団山見せ」は7月13日午後15時30分に大博通りの呉服町交差点を出発し、明治通りを経由して、中央区天神の市役所前までの1.2kmの道のりを
「オイサッ!オイサッ!」の掛け声とともに駆け抜けます。
2013年は一番山笠の恵比須流から七番山笠の千代流までが順番に5分おきに出発。各流は2010年から復路も明治通を戻るルートに変更され、市役所前から博多リバレイン前交差点までの区間は、
行きと戻りの2度「舁き山」を楽しめるようになりました。なお、「舁き山」は博多リバレイン前交差点からそれぞれの地域に戻ります。
2013年の「集団山見せ」では、台上がりをする知名士として中洲流で歌手の五木ひろしさん、東流で八女市黒木町出身の直木賞作家の安部龍太郎さんなどが台上がりを務め、観客から大きな歓声が上がっていました。
|
|
|
◆ 一番山笠 恵比須流 【見義不為勇也】人形師 亀田均 (右肩:向かって右端は高島宗一郎市長)
◆ この日は知名士が台上がりを務める
|
◆ 一番山笠 恵比須流 見送り
|
◆ 二番山笠 土居流 【忠誠真愛武士魂(ちゅうせいしんあいもののふのこころ)】人形師 中村信喬
◆ 三番山笠 大黒流 舁山(かきやま) 【威風堂々忠義漢(いふうどうどうちゅうぎのかん)】人形師 宗田智幸
◆ 四番山笠 東流 舁山(かきやま) 【天女降臨払暗雲】人形師 白水英章 (左肩は直木賞作家、安部龍太郎さん)
◆ 五番山笠 中洲流 舁山(かきやま) 【武勇長政公(ぶゆうながまさこう)】人形師 中村信喬
◆ 五番山笠 中洲流 舁山(かきやま) ゲストは歌手の五木ひろし さん
◆ 六番山笠 西流 舁山(かきやま) 【蘭陵王(らんりょうおう)】人形師 今井洋之
◆ 七番山笠 千代流 舁山(かきやま) 【英傑傾天下尚潔(えいけつてんかにかぶいてなおいさぎよし)】人形師川崎修一
◆ (復路) 一番山笠 恵比須流
|
◆ (復路) 二番山笠 土居流
|
◆ (復路) 三番山笠 大黒流
|
◆ (復路) 四番山笠 東流
|
◆ (復路) 五番山笠 中洲流
|
◆ (復路) 六番山笠 西流
|
◆ (復路) 七番山笠 千代流
■■■■■ 7/15 追い山笠 (おいやま) ■■■■■
◆ 【4:32頃】 山笠発祥の地である承天寺(じょうてんじ)前にて (山笠到着 約30分前)
◆ 【5:04頃】 住職達も指定席につき山笠を待つ
|
◆ 最前列を確保が勢い水をかける人達が前に残念!
|
◆ 【5:06頃】 一番山笠 恵比須流が清道旗を駆け回る 人形は摂津源氏の源頼光に仕えた渡辺綱
◆ 二番山笠 土居流 人形は会津松平藩九代目の藩主 松平容保
◆ 三番山笠 大黒流の先走り隊
|
◆ 承天寺住職に挨拶
|
◆ 三番山笠 大黒流 人形は黒田如水、長政に仕え槍術に優れた武将 母里太兵衛
◆ 四番山笠 東流 人形はインドのヒンドウ教の神様で七福神の一員 弁財天
◆ 五番山笠 中洲流 人形は筑前福岡藩初代藩主 黒田長政
◆ 六番山笠 西流 人形は南北朝時代末期(六世紀)中国で活躍した蘭陵王
◆ 七番山笠 千代流 人形は戦国時代の傾奇者 前田慶次郎利益
◆ しんがりを務めるのは「走る飾り山笠」の異名を持つ 上川端通の山笠
|
◆ 東長寺前の清道旗を一周して上川端商店街に向かう
|
◆ 上川端商店街に帰ってきた山笠
|
◆ 上川端商店街を練り歩く (大きいだけに重そうだ!)
◆ 【6:00〜】櫛田神社で「鎮めの能」が行われる
|
◆ 参拝者が列をなしている櫛田神社(くしだじんじゃ)
|
■■■■■ 博多祇園山笠のスケジュール ■■■■■
日時 |
概要 |
7月1日 |
飾山公開(飾山各所にて)
|
7月9日 |
お汐井取り
|
7月10日 |
流れ舁(ながれかき)
|
7月11日 |
流れ舁(ながれかき)。他流舁
|
7月12日 |
追い山ならし
|
7月13日 |
集団山見せ(呉服町から中央区の市役所までを疾走する)
|
7月14日 |
流れ舁
|
7月15日 |
追い山笠
|
[ 福岡市の魅力が満載♪ ふるさと納税 福岡県福岡市 特産品 返礼品 ]
|