◆ 春には参道の桜がきれい (2010/4/3 撮影)
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祐徳稲荷神社には境内摂末社が五社あります。
・石壁神社 萬媛命(祐徳院殿) 、・命婦社 命婦大神 、・岩本社 岩本大神 、・岩崎社 岩崎大神 、・若宮社 文丸命、朝清命 ですが、石壁神社は別格のようです。
というのは、この石壁神社は祐徳稲荷神社を創建された、鹿島藩主鍋島直朝公夫人萬子媛(御神名萬媛命)をお祀しているからです。
そして萬子媛様は80歳になられた宝永2年、石壁山山腹のこの場所に巌を穿ち寿蔵を築かせ、同年四月工事が完成するやここに安座して、
断食の行を積みつつ邦家の安泰を祈願して入定(命を全うすること)されました。今もその徳を慕って参拝する人が絶えません。
隣接する祐徳博物館には、祐徳稲荷神社の宝物などをおさめるほか、鹿島錦の作品、歴代鹿島藩主の鎧、刀、美術品などを展示しています。
また、外苑の東山公園は菜の花や桜、ツツジ、花しょうぶ、コスモスと四季の花が咲く花の名所で斎藤茂吉の歌碑などがあります。
神社の行事としては2月の初午祭(はつうまさい)、12月8日のお火たき神事が特に有名です。
(拝観自由)
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