◆ ここは昭和45年頃まで川港「塩田津」として機能していた
※上の写真はパンフレットの写真を転載しました。
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塩田は江戸時代には草葺き(くさぶき)屋根の家が主流でしたが、たびたび大火や水害に見舞われた経験から、外壁を漆喰(しっくい)で塗り固め、防災措置を講じた居蔵家(いぐらや)と呼ばれる
瓦葺き(かわらぶき)大壁造りの町屋へと代わっていきました。この居蔵家(いぐらや)の家が塩田の特色であり、かって繁栄していたという名残でもあります。
現在 居蔵家(いぐらや)造りの家は17軒残っており、その中で12軒は江戸時代に造られたものです。平成17年には国の「嬉野市塩田津重要伝統的建造物保存地区」に選定されました。
また、この塩田は物づくりの職人の町でもありました。和紙の手漉(てすき)職人、鋸(のこぎり)を作る鍛冶(かじ)職人、石造物を作る石工(いしく)職人などが多くいました。
やわらかく加工しやすい「塩田石」を使って塩田石工(いしく)職人が造った仁王像や眼鏡橋などが残っています。
平成17年には国の「重要伝統的建造物保存地区」に指定され、町並み保存事業にも拍車がかかり、多くの古い家が工事中でした。すでに新しくなった家も多かったですね。来年には新しくなり、
きれいな町並を見る事ができそうです。個人的には建て直したピカピカの町並みより、古めかしいが清潔感のある町並みが好きですね。
● 塩田宿案内地図はここ
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