西海橋（新西海橋）

西海橋（さいかいばし）　新西海橋

◆◆◆◆◆　西海橋（さいかいばし）　◆◆◆◆◆

　西海橋（さいかいばし）は日本三大急流で有名な伊ノ浦（針尾）瀬戸に大きなアーチを描いて架かる橋です。この西海橋の建設は古く１９５５年（昭和３０年）です。当時の日本最先端の技術を投入して建設され、建設当時は東洋一、世界第三位のアーチ橋でした。

・形式：鋼アーチ
・橋長：316.26m
・最大支間：216.0m
・完成：1955年（昭和30年）

　西海橋（さいかいばし）を造るにあたり、数々の新工法が開発され、日本の橋梁技術の水準を高めるのに大きく貢献しました。これらの技術で自信を付けた技術陣は１９６２年に若戸大橋、１９７３年に関門大橋、本四架橋と次々に長大橋を架設していったのです。
　そういう意味では長大橋建設の一つのモデルとなった橋であり日本長大橋の元祖と言える橋です。

　西海橋から遠くにそびえる３本の塔が見える。これは大正１１年に旧日本海軍が建てた無線塔で、（高さ１３５～１３７ｍ）真珠湾攻撃開始の無線を発信した塔で有名です。暗号は「ニイタカヤマノボレ」でした。

春の観潮会について（旧暦の３月３日前後開催）

　西海橋の架かっている伊ノ浦（針尾）瀬戸は大村湾の外海と通じる出入口です。外海の佐世保地方と大村湾の満潮、干潮の時間が約３時間ずれるため潮の流れが速く最大級潮9ノット（時速約１７キロ）、最大うず潮直径10mにも及ぶ渦が発生します。特に旧暦の３月３日前後は１年でも最も干潮と満潮の差が大きくなる春の大潮であり、この時期に「春の観潮会」が行われます。満ち潮より引き潮の際に大きな渦が育つといわれています。渦に合わせて小型船による「渦潮クルージング」なども企画されたりします。この開催期間には西海橋周辺に約１０万人と多くの観光客が訪れ両岸は鈴なり状態となります。開催期間などの詳細は下記の西海橋観光協会に問合せください。
■ 西海橋観光協会　TEL 0956-58-5050

※注意
「春の観潮会」は旧暦の３月３日前後に開催されます。旧暦ですので一定していません。ちなみに２００１年は４月７～８日、２００２年は３月３０～３１日、２００３年は４月１３～２０日でした。２００３年からは「観潮会ウィーク」として開催期間が１週間になったようです。

※観潮会「春のうず潮祭り」は中止になりました。（2009年3月1日記載）
　毎年、三月下旬から約３週間行われていた観潮会「春のうず潮祭り」は観光客が殺到し交通停滞や無断駐車が多く、日に百件以上の苦情が主催者側によせられる事態となり、やむなく「観潮会」は2009年以降は中止となりました。

西海橋周辺マップ（マピオン）　地図の中心 '+' あたりが西海橋の位置です。

西海橋公園　（西海橋インフォメーションセンター）

西海橋・新西海橋　（長崎県土木部）

佐世保市の公式ホームページ

西海市の公式ホームページ

  ＊インフォメーション
　　■西海橋観光協会　　　　0956-58-5050
　　■西海橋公園管理事務所　0956-58-2004
　　■佐世保市観光課　　　　0956-24-1111（代表）
　　■佐世保観光総合案内所　0956-22-6630
　　■西海市役所　　　　　　0959-37-0011（代表）