九州各地の山の紹介。「九州の山(よかとこBY)」





多良岳 (たらだけ) (標高 983m)


長崎県諫早市高来町−佐賀県藤津郡太良町


嬉野温泉周辺





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山の案内


 ◆ 1000m前後の山が連なる多良山地(経ヶ岳山頂にて)



 ◆ 多良岳登山口にて(中山キャンプ場コース)

多良岳はこの近辺ではもっとも人気の山
 長崎県と佐賀県の県境に位置する多良岳(983m)は標高1000m前後の山が連なる多良山地の中央に位置しています。 この山は奈良時代から霊場として知られる山で、山頂には太良岳神社があり多くの石仏や梵字が刻まれた岩壁などもあります。 周辺には渓谷や滝、キャンプ場などがあり、この近辺では登山者に最も親しまれている山です。 登山道はいろいろありますが佐賀県太良町の中山キャンプ場を通るルートと高来町の轟滝を通るルートの2通りが 一般的です。周辺は多良岳県立自然公園となっており、自然林も多く道もしっかりしています。 山頂からは南から東にかけての展望が良いです。
経ヶ岳(1076m)は多良山系における最高峰です。多良岳から尾根伝いに縦走して2時間程度で登れます。単独で登るには鹿島市の 平谷キャンプ場が登山口になっています。●平谷には平谷温泉があります。


 ◆ 多良岳近くの経ヶ岳途中の露岩

 ◆ 経ヶ岳山頂直下の急登



♪ ♪ この地方の民謡「ザンザ節(岳の新太郎さん)」について ♪ ♪

《ザンザ節歌詞》
岳の新太郎さんの下らす道にゃ、ざんざ、ざんざ、
金の千燈籠ないとん 明れかし
いろしゃ(色者)のすいしゃ(粋者)で気はざんざ
あら、よーいよいよい、よーいよいよい

岳の新太郎さんの上らす道にゃ、ざんざ、ざんざ、
道にゃ水かけなめらかせ
いろしゃ(色者)のすいしゃ(粋者)で気はざんざ、
あら、よーいよいよい、よーいよいよい


 今から500年前のころまで多良岳大権現は宝円寺、金泉寺や山中の寺が一体となり真言宗密教の霊地として栄えていました。 金泉寺は三群内に七十余りの末寺を持つ名刹であったが天正十一年(1583)に焼失しました。 この金泉寺に原口新太郎という美男子の若い寺男がいました。 山麓の娘達はこの新太郎さんに恋心をよせていましたが、そのころ金泉寺は女人禁制で登ることができませんでした。 娘達は新太郎さんが山から下りてくることを祈っていました。「ザンザ節」はこの娘心を唄った民謡です。
意味は新太郎さんが山から下りてくるときはたくさんの燈籠をあかあかとつけて迎えたが、 山へ戻るときは道に水をまいて、滑って帰れないようにしたという。意味です。
なかなかほほえましい内容の民謡です。今は金泉寺は廃寺となっており、仮堂には千手観音と不動明王が祀られています。



アドバイス

■金泉寺には県営の山小屋があるが、土日祭のみ営業のようなので事前に
 確認すること。


登山適期

■梅雨時期以外は年中良い。


問合せ先

諫早市高来支所 TEL:0957-32-2111
■太良町役場   TEL:09546-7-0311


地図









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