大村市観光（長崎県）・写真満載九州観光

大村市（おおむらし）

◆◆◆◆◆　大村（おおむら）　◆◆◆◆◆

　波静かな大村湾に面した大村市は東彼杵（ひがしそのぎ）地方の中心都市です。大村市の歴史は慶長４年(1599)に初代藩主大村喜前（よしあき）が玖島（くしま）に玖島（大村）城を築いたことから始まります。
明治の廃藩置県により玖島城は取り壊され、いま城跡は大村公園となっています。
石垣は当時のまま残っており、桜やツツジ、藤、菖蒲、シャクナゲなど四季折々の花が咲き市民の憩いの場となり訪れる人が絶えません。

　大村公園の海側に大村藩時代の波止や石積みの突堤（お船蔵跡）がのこっています。「お船蔵」は元禄年間（1688～1703）に造られたもので殿様の乗る御座（ござ）船や藩船が係留されていた場所です。
当時は、風雨を避けるため、石垣の上に柱を建て、屋根で覆っていたと思われ、柱穴の跡が石垣に残っているそうだ。

　大村公園の東側に大村小学校があり、運動場のそばに古めかしい門があります。これは御成門（通称黒門）といい、大村藩の藩校五教館への藩主の出入りに使用されていたものです。五教館は幕末には武士以外にも門戸を開いたことで知られています（県文化財）

　円融寺（えんゆうじ）は大村の２２代藩主純長が徳川家の歴代将軍の位牌を祀るために承応元年（1652）に創建された寺ですが明治になって廃されました。
　現在は護国神社となっているが境内には円融寺創建当時に造られた枯山水庭園が残っています。斜面を利用したこの石庭は江戸初期様式の石組庭園として貴重な庭園であるといわれており国指定名勝になっています。

　楠本正隆は天保９年(1838)生まれ。大村三十七士の一人として討幕に奔走し、維新後は衆議院議長などを歴任した人です。旧楠本正隆屋敷は大村を代表する武家屋敷です。

　万歳山本経寺（ほんきょうじ）は初代藩主喜前（よしあき）によって創建された大村氏の菩提寺です。
墓地には大村氏歴代藩主の墓がならび、４代藩主純長の墓は６ｍを超える巨大なものです。なお現在ある寺の建造物は、文政７年（1824）建立の鐘楼をはじめとして、ほとんどが江戸時代の姿をとどめています。

大村市周辺マップ（マピオン）　地図の中央 '+' あたりが大村公園の位置です。

大村市公式ホームページ

大村観光コンベンション協会

ながさき旅ネット　（長崎県観光連盟）

  ＊インフォメーション
　　■大村市役所観光課　　　0957-53-4111
　　■大村市観光協会　　　　0957-52-3605
　　■大村市観光案内所　　　0957-53-6060