◆ 屋根の棟(むね)の部分の厚みは相当なもの・・・重そうだ!
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約30年前にはこの地方に200棟以上の石屋根が残っていたようですが今は50棟程度が残るだけのようです。
この椎根には5〜6棟の石屋根の倉庫が残っています。今残っている石屋根の周辺の倉庫も昔は全部石屋根だったのだろうが、
今は多くが瓦葺きになっています。ここに建つ倉庫群が全部石屋根だったら、さぞ壮観でしょうね・・・・そういう景色を見てみたいと思うが・・・・残念だ。
この石屋根を葺いている石の板は頁岩(けつがん)ですが、これは太古の昔に湖や海の底だった所に粘土質の泥が堆積して固まって岩石になったものです。地層になっており、地層に沿って剥離しやすいものを
頁岩(けつがん)と言います。この頁岩(けつがん)の地層は対馬には非常に多いのです。対馬では浅茅湾に浮かぶ島山島(しまやまじま)で産出したので島山(しまやま)石と言っています。
頁岩(けつがん)については女連の立岩(うなつらのたていわ)のサイトをご覧ください。
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