◆ 胸高直径では全国2位の大イチョウ(推定樹齢1500年)
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琴(きん)の大イチョウは対馬北部の東海岸にあります。推定樹齢は1500年で日本最古のイチョウと言われています。
また、胸高直径 12.5m も岩手県長泉寺の大イチョウの14mに次いで全国2位です。
ただ、寛政10年(1798年)に落雷により幹が裂け中が焼け空洞となり、昭和25年のキジア台風でこの主木が倒れました。
しかし、その後横からの子木が伸び、大きく枝を張っており、訪れたときは若葉をいっぱい付けて元気そうでした。
現地の説明板によると、対馬で家を建てるときに歌われる「地つき唄」に「琴の銀杏の木は対馬の親木(おやき)胴の囲りが三十と五ひろ・・・・」と歌われており、
対馬では昔から有名な木だったようです。
そして文化六年(1809年)に書かれた対馬記事にも「沖より見れば茂りて山の如し」と琴(きん)の大イチョウの事が書いてあるそうです。
今の樹高はおよそ40mだそうですが、主木が元気だった頃にはもっと高かったはずなので、海から見れば、たしかに山のように見えたかもしれません。
※ 見学自由
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