元宮磨崖仏(もとみやまがいぶつ)は高さ3m、幅6mほどの 仏龕(ぶつがん:岸壁を堀り空けて仏像を安置したもの)をもうけ、
向って右から @毘沙門天(びしゃもんてん:多聞天ともいい七福神の一人) A矜羯羅童子(こんがらどうじ:不動明王の脇侍)
B不動明王(ふどうみょうおう:大日如来の化身) C持国天(じこくてん:東方守護神)
D地蔵菩薩の五躯(じぞうぼさつのごく:六道済度の菩薩)の5立像が薄肉彫(うすにくぼり)されています。
制作年代は室町時代(1394〜1573)後期と推定されており、“地蔵菩薩の五躯”は後の時代の追刻であろうと推測されています。
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