豊後高田市の真中の大門坊といわれる集落にある磨崖仏。その集落の大門坊という寺院の境内の堂の左側の岩壁に彫ってある。
ここはまだ観光化されていなくて磨崖仏も屋根などなく雨ざらしの状態である。風化されコケなども付いているので
よく見ないと判別が難しい。実は写真を撮るときは上の写真の一番右にある多聞天立像は有るのを気が付かなかったのです。
家に帰って調べると、この多聞天立像は邪鬼を踏んでおり、この邪鬼の目をむいた悲しげな顔が良いといわれているようだ。
(この部分は次回もっと良く撮影してきます)
この磨崖仏の制作年代は鎌倉期 (1190〜1334) と推定されているようです。
地元では、この磨崖仏を「火防せの仏」として信仰し、火災になりそうな家の夢枕に立って火事を
未然に防いでくれると言い伝えられているようです。
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