◆ 移築された駅舎正面壁の後ろはすぐに線路になっている
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明治、大正期の建築様式の風格がにじむ駅舎は、大正2年(1913)に改築されたものであり、昭和49年(1974)に近代建築士協会の
保護指定建築物の指定を受けました。
しかし、九州新幹線全線開通に伴う在来線高架化により平成17年(2005)に解体予定で存廃が危惧され地元でも保存運動が起こりました。
それで、JR上熊本駅の駅舎の一部を保存し、熊本市交通局上熊本駅前駅の駅舎として使用することが決定され 平成18年(2006年)7月1日に移築が完成しました。
ただし、移築されたのは駅舎正面と屋根の部分だけで中に入って見ると張りぼての映画のセットのような感じです。
夏目漱石の像は旧駅舎の前にありましたが、今は道路を挟んだ反対側に移設されています。
なお、ここにはJR九州、熊本電気鉄道、熊本市交通局の上熊本駅が100m以内にあります。
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