小泉八雲旧居（熊本市）・写真満載九州観光

小泉八雲旧居

熊本県熊本市安政町１－１


	◆◆◆◆◆　小泉八雲（こいずみやくも）　◆◆◆◆◆ 　小泉八雲は本名ラフカディオ・ハーンといい、１８５０年ギリシャのレフカダ島で生まれました。父は英国人で母がギリシャ人でした。その後両親は離婚しハーンは父の郷里のアイルランドのダブリンで大叔母に育てられました。英国の学校に在学中あやまって左眼を失明します。この左眼が見えないことをいつも気にしてたようで以後の写真は常に顔の左面が写らない姿勢をとっています。１９才のとき渡米し新聞記者などをし４０歳のとき（１８９０年）日本に来て松江中学校の英語教師となりました。古い日本の良さと日本人の心情に心ひかれ、松江の小泉セツと結婚。１８９１年第五高校中学校の英語教師として熊本に来ました。ハーンが４１歳のときでした。

　◆ 小泉八雲熊本旧居　（市指定文化財）
小泉八雲旧居

　熊本に来て最初に住んだ家が手取本町３４番地にあった借家であり、昭和３５年に解体の危機にさらされていたが、有志が寄付を募り現在の位置（鶴屋デパート裏の蓮政寺公園）に解体移築されました。これが現在の小泉八雲旧居です。
ハーンはこの家に約１年住んで西外坪井町掘端３５番地に転居した。この家を借りるにあたってハーンは特別に注文して神棚を設けたそうです。毎朝神棚に拍手を打って礼拝し、人力車で学校に通っていたと言いますから、日本人いじょうに日本人的な人だったようです。

　小泉八雲が五校で教鞭を執っていた時の五校の校長は講道館柔道の創始者である嘉納治五郎（かのうじごろう）でした。その素直な人柄にハーンは信頼を寄せていました。また、尊敬し父親のように慕っていたのは古武士的な風貌の漢学・倫理学の教授であった秋月胤永（あきづきかずひさ）でした。ハーンは彼のことを「近づいただけで暖かくなる暖炉のような人」と語っています。

　◆ 五校卒業記念写真（前列右から２人目の白服の人が小泉八雲）
小泉八雲の写っている五校卒業記念写真

　◆ ハーンとセツ夫人（明治２５年５月）
小泉八雲とセツ夫人

　◆ 書斎（夕陽を見るのが好きでした）
小泉八雲の書斎

　◆ 小泉八雲のレリーフ

　ハーンは夕陽が好きだったので、西と南に縁側のある八畳の部屋を書斎にして机を西向きに置きました。近眼のために机だけは椅子を用いましたが、ほかはすべて日本式で部屋も畳の部屋でした。


	八雲と漱石　漱石は八雲が五校を去った２年後(1896)に五校に赴任してきました。その後漱石はロンドンに留学します。ロンドンから帰国した漱石は、当時文部省の外国人教師廃止方針により東京帝国大学を解雇された八雲の後任として東京帝国大学の講師に就任しました。五校でも東京帝大でも八雲の後に講師になった漱石なのです。

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小泉八雲熊本旧居（熊本市）

熊本市の公式ホームページ

熊本市観光情報サイト

  ＊インフォメーション
    ■小泉八雲熊本旧居　　　　096-354-7842　月曜日と年末年始休館　9:30～16:30 大人２００円
    ■熊本市観光課　　　　　　096-328-2111
    ■熊本市観光情報センター　096-322-5060

　[ 地図情報 ]

	企画・制作（株）システム工房・最終更新日.２００２８０５
	株式会社システム工房 TEL 0940-51-3019

画面番号：G040145-04080101