◆ サンメッセ鳥栖(正式名称は鳥栖市定住・交流センター)
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このサンメッセ鳥栖の1階のふれあい広場の一画にピアノ(ドイツ フッペル社製)が展示されています。
このピアノは昭和6年に市民の多額の浄財により購入され、鳥栖国民学校(現鳥栖小学校)に寄贈されたものです。そして鳥栖国民学校の音楽の時間に弾かれていました。
太平洋戦争末期に陸軍太刀洗飛行学校目達原分校から2人の特攻隊員が鳥栖国民学校(現鳥栖小学校)を訪れ「明日、知覧に赴きます。そして特攻隊として出撃します。ピアノを弾かせて下さい」と言って、
このピアノでベートーベンのピアノソナタ「月光」を弾き南の空へ飛びたっていったといわれています。
この逸話は「月光の夏」として映画化され、多くの感動を呼びました。
尚、このピアノは一時、知覧平和会館に展示してありましたが、平成15年、「サンメッセ鳥栖」に返却されたものです。
現在、知覧平和会館には、同型のドイツ・フッペル社製グランドビアノが展示してあります。
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