サガン鳥栖J1昇格パレード2011（佐賀県鳥栖市）・写真満載九州観光

　サガン鳥栖（とす）は佐賀県鳥栖市がホームタウンでホームスタジアムはベストアメニティスタジアムで、日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）に加盟しているプロサッカークラブです。
そのサガン鳥栖が２０１１年１２月３日、佐賀県鳥栖市の本拠地・ベストアメニティスタジアムで今季最終節の熊本戦に２－２で引き分け、勝ち点を６９に伸ばして今季Ｊ２で２位となり来季のＪ１昇格が確定しました。クラブ創設15年目、１９９９年のJ2参戦以来１３年目で初の１部（Ｊ１)昇格です。

　佐賀県民や鳥栖市民の悲願のサッカーＪリーグ１部（Ｊ１）への昇格を決めたサガン鳥栖のパレードが２０１１年１２月４日、地元の鳥栖市の本通筋商店街で行われました。報告会も開かれ、市内は祝賀ムードに包まれた１日でした。
鳥栖市本町で行われたパレードの出発式で橋本康志市長さんは「８月１４日から１６戦負けなしというとんでもない勝ち方をしてくれ、私達の長年の夢であったＪ１昇格を果たしてくれた」と祝福。突然ふられたサガン鳥栖キャプテン　室拓哉（むろたくや）さんは少し戸惑っていましたが「多くの応援があったからこそたどり着けたＪ１。これからも声援をよろしくお願いします」とあいさつ。運営会社サガンドリームスの竹原稔社長さんは「鳥栖市および佐賀県をより元気にできるシンボルとしてＪ１でも頑張っていきたい」とあいさつ。

　その後にテープカットが行われ、テープカットの後でサガン鳥栖監督　尹晶煥（ユン・ジョンファン）さんは「２００２年のＷＣでパレードを行い今日で私としては２回目のパレードです。２００２年より今日が嬉しく感じます。スタッフや選手が一つになり戦った成果です。これからもご声援お願いします」と言っていました。
尹晶煥（ユン・ジョンファン）さんは韓国の代表選手だった人でポジションはミッドフィールダーでした。2000年にセレッソ大阪と契約し、初来日。Jリーグでも活躍し、C大阪のJ1ファーストステージでの優勝争いの原動力となりました。
そして、今シーズンからサガン鳥栖の監督になり、GKコーチには福岡県出身で選手として鳥栖で活躍したことのある高嵜理貴（たかさきりき）が就任しました。そしてみごとにＪ１昇格ですから、おみごとです。

　１０時１５分頃より本町交差点の水田屋前から本通筋商店街を約４００メートル鳥栖駅前のフレスポ鳥栖までパレードを行いました。選手と尹晶煥（ユン・ジョンファン）監督ら約３０人が参加しました。行列は「サガン鳥栖カラー」の西鉄バスを先頭に地元鳥栖商業高校の吹奏楽部（マーチングバンド）、尹監督やキャプテン室拓哉選手などの乗ったオープンカー、そして徒歩の選手達、最後にサガンティーナという順番でした。
沿道には約２万人が集まり、小旗を振りながら、選手らに「おめでとう」などと声をかけていた。キャプテン　室拓哉（むろたくや）さんや選手たちは沿道の人たちと握手をしながら歩き、オープンカーに乗ったユン監督は手を振ってにこやかに応えていた。

　パレードの後はフレスポ鳥栖で今季報告会があり、サガンドリームスの井川幸広会長が「ようやく悲願のＪ１昇格ができ、みなさんの応援に感謝します。選手たちは来年、大活躍してくれると思います」とあいさつした。選手も一人ひとり紹介され、最後に「くす玉」が割られて「Ｊ１昇格おめでとう」の垂れ幕が下がり、一斉に拍手が巻き起こった。

動画案内（詳細約８分）

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