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長崎県壱岐市郷ノ浦町原島
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◆◆◆◆◆ 原島(はるしま) ◆◆◆◆◆

 郷ノ浦の沖合に渡良三島(わたらみしま)の中の原島(はるしま)は渡良三島(わたらみしま)の中で一番小さな島で人口も一番少なく平成17年の国勢調査によると133人です。
この原島(はるしま)には郷ノ浦港から日に4便、市営のフェリーが連絡しています。郷ノ浦から約27分で料金は大人420円です(料金は2009年の情報)

 原島港は島の北部にあります。少し離れてりっぱな漁港もあります。普通は港がありその周辺に人家があるのが普通の島の状態ですが、ここは港の回りに家がないのです。 集落は島の中央の南斜面にかたまってあります。
その集落の南の端に今は使われていない古い港もありました。なぜ、その港を捨てて人家のない島の北部に新しい港を造ったのでしょうかね? たぶん古い港は溶岩が固まったような岩石で覆われており それを4〜5m程度掘り下げるのは金がかかりすぎることと、北部の方が東シナ海の荒波を受けないなどの理由で島の北部に造ったと推測します。

 
 


 ◆ 原島は郷ノ浦の沖に浮かぶ3つの島、渡良三島(わたらみしま)の中で一番小さな島(原島の渡船場)
原島は郷ノ浦の沖に浮かぶ3つの島、渡良三島(わたらみしま)の中で一番小さな島(原島の渡船場)


 ◆ 原島の連絡船待合所のカラフルな八角形の天井
原島の連絡船待合所のカラフルな八角形の天井

 原島港の船の待合室はカラフルな八角形の天井をしており、明るくとてもいい感じです。トイレもきれいで、車椅子も置いてありました。いつ頃できたのかの情報は持っていませんが、そんなに古くないようです。

 船を下りて道は左に行く道とまっすぐ行く道がありますが、左に行くと漁港があり、そこを先に行くと3角形の2辺を行くように少し遠回りして集落に行きます。真っすぐ行く道を行くと小学校の分校があり、 そこを先に行くと集落に行きます。真っすぐ行く道の方が近道なので、こちらをお薦めします。

 今回は電動アシスト自転車を持ち込み楽ちんでしたが、港から集落を抜けて古い港までなら徒歩で片道30分くらいで往復1時間くらいです。横道に行き島の東西南北の概略を回ると約10キロ程度あり、 歩いて回るなら3時間くらい見ておいた方が良いですね。ゆっくり見学するなら4時間くらいかかります。 最後の連絡船に乗り遅れないように回ってください。 ちなみに2009年時点で原島の最終の連絡船は16時26分です。詳しくは「フェリーみしま」のページをご覧ください。

 ◆ 港そばにある溶岩がそのまま固まったような岬
港そばにある溶岩がそのまま固まったような岬
 ◆ どちらに行くか? 「B」の方向が良い
どちらに行くか? 「B」の方向が良い

 ◆ 上記の「B」の道を行くとまもなく、三島小学校原島分校がある
上記の「B」の道を行くとまもなく、三島小学校原島分校がある

 ◆ 原島の南斜面の集落の頂上付近
原島の南斜面の集落の頂上付近
 ◆ 原島のメイン通り
原島のメイン通り
 ◆ 集落の中ほどにある原島保育所
集落の中ほどにある原島保育所

 ◆ 人通りは少ない
人通りは少ない
 ◆ 白壁のりっぱな家もいくつかある
白壁のりっぱな家もいくつかある
 ◆ もう一つの東側の通り
もう一つの東側の通り

 ◆ 今は使われていない古い港
今は使われていない古い港
◆ 海岸は溶岩が固まったような岩。なに石というのかな?
海岸は溶岩が固まったような岩。なに石というのかな?

 ◆ 古い港と溶岩が固まったような岩石の海岸。 右奥の島は長島
古い港と溶岩が固まったような岩石の海岸。 右奥の島は長島

 ◆ 海岸そばに立つ原島神社の鳥居 ※場所はここ
海岸そばに立つ原島神社の鳥居
 ◆ 海に向かって立つ鳥居
海に向かって立つ鳥居

 ◆ 原島神社
原島神社
 ◆ 自然石の上に恵比須様(最初は龍かと思った)
自然石の上に恵比須様(最初は龍かと思った)
 ◆ 原島神社の隣に天満神社もある
原島神社の隣に天満神社もある

 ◆ 南部の端っこ近く ※場所はここ(中央”+”あたり)
原島の南部の端っこ近く
 ◆ 南部の端っこ近くから見る無人島の机島
南部の端っこ近くから見る無人島の机島

 ◆ 南部の端っこ近くで海女さんがウニをとっていた
南部の端っこ近くで海女さんがウニをとっていた
 ◆ 東部の端っこ近く ※場所はここ(中央”+”あたり)
東部の端っこ近く

 ◆ 東部の端っこから見る壱岐本土 ※ここでも海女さんがウニを獲っていた
東部の端っこから見る壱岐本土 ※ここでも海女さんがウニを獲っていた

 ◆ メロンを作っていたビニールハウス跡 ※場所はここ
メロンを作っていたビニールハウス跡
 ◆ 山乃神神社 ※場所はここ(中央”+”あたり)
山乃神神社というのがある

 ◆ 山乃神神社の前の道を先に行った原島の西部の端っこから長島を望む ※場所はここ(中央”+”あたり)
山乃神神社の前の道を先に行った原島の西部の端っこから長島を望む

◆ 島永祐術壽氏の像と顕彰碑
元、郷ノ浦町の漁業協同組合長だった島永祐術壽氏の像と顕彰碑
 ◆ 原島の漁港
船の数に比べてりっぱ過ぎる原島の漁港
 ◆ 原島(渡良三島)の動画案内
原島(渡良三島)の動画案内



《 追加説明》

● 原島の神社
 原島(はるしま)には神社が3社あります。海のそばにある原島神社とそのそばにある天満神社、そして山の中にある山乃神神社です。 名前から言って原島神社がこの島の鎮守神(その土地を守る神様)であろうと思います。そして天満神社は名前が天満ですから菅原道真を祀った学問の神様ですね。 よく分からないのが山乃神神社ですが名前から想像すると「山の神様」でしょうね? 山にありますし・・・・

● 原島の海女さん
 原島の女性は仕事人が多いようです。海岸で海藻を採っている人や海でウニを獲っている人など海岸で見かけるのは女性ばかりです。 まあ、それが女性の仕事なのかもしれないが・・・・・
海女さんの定義がはっきりしないですが、箱めがねで見ながらウニを獲っている女性が多かったですね。海に潜る女性だけでなく海で仕事をする女性を海女と言うなら原島には海女さんが多いですね。 30分くらい見ていましたが、休むことなく黙々とウニを獲っていました。海女さんはけっこう孤独な仕事なんだな〜と思いましたね・・・・・
昔から海に潜るのは女性が多いようですが、なぜ女性なのでしょうかね? 「女性は脂肪が厚く寒さに強いから・・・・」と漁師さんから聞いたことがあります。真偽のほどは分かりません。

● メロンを作っていたビニールハウス跡
 原島の北部の東側に錆びたビニールハウスが数棟あります。島の人に聞いたらメロンを作っていた。と言っていました。なぜ止めたのかは聞かなかったのですが・・・後継者がいなかったのでしょうかね?  それとも儲からなかったのでしょうか? 
長崎県はメロンやイチゴなどの栽培を薦めているようです。  長崎県の壱岐島地域振興計画書によると「農業の主要な施策としては、まず第一に肉用牛、水稲、葉たばこの基幹作物を中心に、いちご、アスパラガス、メロンなど施設園芸を振興し、高収益型農業による経営の安定化を図る・・・・」と書いてあります。 その施策に沿ってメロンの栽培を始めたのでしょうが・・・・残念ながらうまくいかなったようです。雑草の生え方から見て4〜5年前までは作っていた感じです。

● 島永祐術壽氏の像と顕彰碑
 原島の北部の漁港から集落に通じる道そばに永島祐術壽氏の像と顕彰碑があります。永島祐術壽氏はかって郷ノ浦町の漁業協同組合長をしていた人のようです。 顕彰碑は「個人の功績や善行を讃える」というものですが、 島永祐術壽氏が島にとってどのような功績を残したのかは、どこにも説明文がなく(たぶん無かった?)よく分かりません。 小さな原島にりっぱな漁港を造るよう尽力した・・・・というような事でしょうかね?



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  *アクセス
  ■郷ノ浦港から市営のフェリーが日に4便就航しています
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