◆ この古墳は6世紀後半〜7世紀前半頃に造られたもの
|
壱岐の中央芦辺港から湯ノ本温泉に通じる県道174号線そばに「鬼の岩屋」と呼ばれる壱岐最大の円墳で横穴式石室がある古墳があります。
壱岐では古墳内部の石室のことを鬼の窟(いわや)と呼んでいます。
これは、こんな大きな石は鬼でないと運べないだろう。と言う事でそう言われているようです。
たしかに内部は大きな玄武岩を積み上げた横穴式の古墳で、人間業ではないと思わせる大きさです。
全長は約16メートル、最大の天井石は4メートルもあり日本全国でも12番目という大きな規模です。
弥生時代の6世紀末〜7世紀前半の築造で、この地方の豪族の墓です。
現在壱岐の島に古墳は、確認できているだけで、大小256基見つかっており、長崎県下で520基あるうちの半数近くがこの壱岐にあります。
どうして壱岐に古墳が多いのかは解っていません。
|