◆ 露出した岩盤をたくみに利用している(奥に滝がある)
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日向妙国寺(ひゅうがみょうこくじ)の本堂の南側にある庭園は背後にそびえる米ノ山や
周辺の丘陵から醸し出される自然環境を巧みに利用しながら池や中島
それに築山や工作物を巧みに利用して仏教の世界を表現しているといわれている名園です。
築造時期は本堂が建立された江戸時代の宝暦6年(1756年)とする説や開山当時には既に基礎となる庭園が造られていたと
みる説などがあり明らかでありません。
典型的な借景庭園で造園手法は中世以来の伝統が色濃く残された庭園であり、簡素な中にも雅趣をたたえた名園で国指定の
名勝庭園になっています。
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