◆昔は幹線道路であったが今は歩道橋として使用されている
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橋の足桁を石で造る技術は石垣の延長線上の技術なのでそう難しいことではないと思われますが、橋の路となる橋桁を造るのは昔から困難な
ことだったようです。
昔は橋桁を木や竹にするか石にするかしか方法が無かったが、木や竹では耐久性が無く、石でアーチ橋を造ることは
大変な時間と労力を必要としました。そこに画期的な鋼材が出現し明治後期からは大きな橋には鋼材が使われるようになったのです。
ただ、この豊後地方については昭和初期まで石橋も造られていました。
この明治橋は橋桁に鋼材が使われ出した初期の橋であり、橋の歴史的な遺産として重要なものです。
とは、言っても鋼材の橋桁の橋では、ただのサビついたボロ橋ではないかと思ってしまいます。やっぱり橋は石橋だよね、と思われる
方には、この明治橋の上流約100mの所に1連の石橋である安政橋(仮屋橋)があり、町内には多くの石橋があります。
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