豊後大野市朝地町（大分県）・写真満載九州観光

朝地町（あさじまち）

◆◆◆◆◆　朝地町（あさじまち）　◆◆◆◆◆

　いま人気急上昇の奥豊後にある豊後大野市朝地町は竹田市の隣にある町です。通常の観光客は竹田市の「岡城」や豊後大野市緒方町の「原尻の滝」を訪れ、朝地町は素通りする人が多いですね。
　しかし、ここ朝地町にもけっこう良い観光地はあるのです。観光バスが訪れるような場所ではないが、静かな古き良き日本の田舎の雰囲気を残した、なかなか良い町です。
一日ゆっくり散策されることをお勧めします。（朝地町のページの写真は廣瀬政美氏撮影）

　● 普光寺磨崖仏（ふこうじまがいぶつ）

　普光寺の山門をくぐり境内を少し進むと、左手の岩壁に不動明王の磨崖仏と石窟が見えてきます。
これは日本最大級の磨崖仏で中央の不動明王は高さ11.4m、顔の長さだけでも2.4mあります。雨水で茶色に色づいた背中には火炎が彫られています。
　普光寺磨崖仏の制作年代は約７００年前の鎌倉時代の作であろうと言われています。

　磨崖仏では国東半島の熊野磨崖仏が有名ですが、石窟に建つ御堂などがあり、こちらの普光寺磨崖仏の方があじわい深い感じがします。また、ここは、あまり有名でなく訪れる人も少ないので静かに鑑賞できるのもありがたいです。

　普光寺は別名「紫陽花寺」と言われています。これは３０００株を超えるアジサイを地区の人達が植栽したのが始まりで、６月中旬から７月初旬にかけて色鮮やかに咲き、訪れる人達の目を楽しませてくれます。

普光寺磨崖仏のビッグ写真

　● 用作公園（ゆうじゃくこうえん）

　用作（ゆうじゃく）公園は江戸時代竹田の岡藩主が家老の中川平右衛門長伸に下賜された別荘地で、四方を紅葉木にかこまれ凹地に池と庭園があります。新緑や紅葉の時期には特にすばらしい景観を見せ、訪れる人々の心をなごませてくれます。１１月上旬～中旬には「もみじ祭」があり、このころが紅葉の見ごろです。

　● 神角寺（じんかくじ）

　神角寺（じんかくじ）は神角寺山(730m)の頂上近くにあり、いまは自動車道があり車で行けます。本堂は宝形造り（ほうぎょつくり）の檜皮葺（ひわだぶ）きの美しいもので、６３０年前の鎌倉時代に建立されたものです。山門には木造の仁王像が立っており2.5mの巨像で、７００年前の作品です。この像は運慶の作風を最も正しく伝えた、九州でただ一つの傑作で、本堂と仁王像は国の重要文化財になっています。

　朝倉文夫記念公園は東洋のロダンと言われた朝地町出身の朝倉文夫を記念して平成３年に造られたものです。朝倉文夫の弟子で世界的に有名な建築家である清家清（せいけきよし）氏設計の記念館があり朝倉文夫の作品が展示されています。
まわりの公園は自然を生かした西日本一のすばらしい現在公園となっています。
ちなみに朝倉文夫の彫刻は大分市の遊歩公園にたくさんあります。やはり東洋のロダンといわれるだけあり他とは一味違う気がします。皆さんはどう思いますか？

朝地町観光マップ　（別画面表示）※現地案内板より転載

朝地町周辺マップ（マピオン）　地図の中央 '+' あたりが「豊後大野市朝地町支所」の位置です。

豊後大野市の公式ホームページ

  ＊インフォメーション
　　■豊後大野市役所　　0974-22-1001（代表）