◆ 沈堕の滝(雌滝)
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沈堕の滝(ちんだのたき)を有名にしているのは室町時代の「画聖」雪舟(1420〜1506)が訪れ「鎮田瀑図」を描いていることです。
雪舟は文明元年(1469)に明より帰国したが、京都は応仁の乱の最中であったために、しばらく山口県の大内氏の元にいました。
その後間もなく豊後大分(大分市)に画廊を構えて滞在していた時期があったのです。豊後大分にいた文明8年(1476)に沈堕の滝を訪れて描いたものです。
この「鎮田瀑図」の左の滝が雄滝で右の滝が雌滝です。この絵は力強いタッチで自然のままを描いており
山水画の真髄を結集した作品といわれています。
滝の右手には「ちんだの滝ふれあい公園」があり展望台などができています。
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