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日本灯台高さベスト6
(1)出雲日御碕(ひのみさき)灯台(島根県)初点灯 明治36年(1903)…高さ 43.70m
(2)稚内(わっかない)灯台(北海道)初点灯 明治33年(1900)…高さ 42.70m
(3)水ノ子島灯台(大分県)初点灯 明治37年(1904)…高さ 39.25m
(4)トドヶ埼(とどがさき)灯台(岩手県)初点灯 明治35年(1902)…高さ 33.72m
(5)舳倉島(へぐらしま)灯台(石川県)初点灯 昭和6年(1931)…高さ 33.50m
(6)尻屋埼(しりやざき)灯台(青森県)初点灯 明治9年(1876)…高さ 32.82m
(圏外)池間島(いけましま)灯台(沖縄県)初点灯 昭和15年(1940)…高さ 22.84m
灯台の高さでは、この水ノ子島灯台は全国3位です。離島にある灯台では全国1位です。水ノ子島灯台は白地に黒の横帯2本、
形も灯台らしい良い形をしています。上記の6つの灯台の中でも日御碕(ひのみさき)灯台と一、ニを争う灯台らしい灯台だと思います。
それにしても、高さベスト4位まで明治に造られた灯台ですね。明治政府の富国強兵、特に海軍力増強に力をいれていた明治政府の意気込みを感じます。
ちなみに水ノ子島灯台の初点灯の明治37年は日露戦争開戦の年です。
《水ノ子島と灯台のデータ》
・水ノ子島面積…3348u(約1000坪)
・水ノ子島周囲…320m
・灯台の高さ…地上〜頂部 39.25m(9階建て) 水面〜灯火 56.30m
・灯台基部直径…20m
・灯台光到距離…初点灯時 37Km (初点灯時 688,000カンデラ)※当時では東洋一 現在は 1,200,000カンデラ
・灯台建設費用…174,250円(現在のお金で 約50億円)
《水ノ子島灯台職員退息所》
佐伯市鶴見下梶寄には水ノ子島灯台の事務所と職員の退息所がありました。内部には5世帯の住居などがあり、家族はこちらで生活していたようです。
灯台守さん達は1週間交代で水ノ子島に勤務していました。灯台に勤務しないときは、こちらの事務所で仕事をしていたようです。
当時の退息所あとの建物を修復して作ったのが海事資料館。灯台の模型や古い漁具などが展示された「海事資料館」と、
水ノ子島灯台に飛来した鳥の剥製(はくせい)などが展示された「渡り鳥館」があり、入場料大人200円、小人100円です。
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