◆ 枝がやわらかく垂れ下がるシダレザクラ(枝垂桜)
|
小柿山(おがきやま)地区は、3方が高い断崖の高台にある、ちょっと不思議な地区です。感じとしては戦後に開拓された開拓村のイメージですが、ところがどっこい、けっこう古い歴史があるようです。
それは、しだれ桜のある光円寺が天文2年(1553年)の創建である事からも分かります。
なんでも元は「柿山村」と言って、この地域は一つの村であったようだ。それが1928年に柿山村から深耶馬溪村に改称され、1954年には耶馬溪村と合併し、2005年には中津市と合併し今に至っています。
小柿山はこの地区(旧・柿山村)の中心地だったようで今も深耶馬溪簡易郵便局があります。ちなみに、紅葉で有名な深耶馬溪や折戸温泉、岳切渓谷、日出生台演習場などの地域で郵便局があるのはここだけです。
しかし、小柿山集落の今の人口は40人程度だそうですから、世帯数は20世帯くらいでしょうかね? ちょっと寂しい状態です。
ちなみに、小柿山の“柿”はくだものの柿の意味ではなく、垣根の“垣”の意味だそうです。三方が断崖になっている高台なので、こういう地名になったそうだ。
動画案内(約6分29秒)
|