ミュージアムパーク丹賀の観光情報1

ミュージアムパーク丹賀


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 佐伯市街地から鶴御崎半島の先端部に向かうと途中に丹賀浦という集落があります。県道611号線の女郎崎トンネルがありますが,その手前を左に100m程度入った所が丹賀ミュージアムパークの入口となっています。入場料は大人200円です。

 駐車場から無料のリフトに乗り,上ると昔の砲台跡地の大きな穴の底に出ます。このリフトも昔に造られたものだと思います。重い砲弾を運ぶリフトだったようです。砲弾の倉庫は低い位置の横穴にでしたから,そこから砲弾を人が担いで,えんやら坂道を運ぶ事はできなかったでしょう。

 リフトで上り大穴の底に出ると,そこは迷路のようになっており,いくつかの小部屋があります。小部屋には戦時中(昭和15〜17年頃)や昭和初期の昔の写真が飾ってありました。軍服姿の写真や青年団,大日本国防婦人会の美人の奥さん達の写真など興味深く見ました。

 ここの砲台は昭和4年(1929)に竣工し,昭和8年に巡洋艦[伊吹]搭載の45口径30cmのカノン2門が備え付けられました。その後12cm榴弾砲4門,20cm機関砲2門などが配備され,豊後水道の守りを担っていました。

 しかし,昭和17年1月11日にカノン砲2門の試射を行ったところ,それぞれ2発行った最後の1発が暴発し内藤中佐以下16名の犠牲者と30数名の負傷者を出しました。今,砲台下の駐車場脇に犠牲者の忠魂の碑があり16名の名が刻まれています。


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