水ノ子島灯台の観光情報1

水ノ子島灯台


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 水ノ子島は豊後水道の真ん中にあり,昔から航海の障害となっており座礁して沈没する船が絶えませんでした。明治政府はここに灯台を建設することを計画し,建設工事は明治33年(1900)に着工しました。なにせ豊後水道の真ん中に位置し,資材や人夫を運ぶのも大変であり,海がしけると工事は中止せざるをえませんでした。工事は難行しましたが,4年の歳月を費やして明治36年(1903)に完成し,明治37年(1904)に初点灯しました。以降100年余り,この水ノ子島灯台は豊後水道を航行する船の安全に大きな貢献をしてきたのです。

 この灯台ができて完全自動化になる昭和61年(1986)まで,この灯台には灯台守が常駐していました。灯台守の話で有名な映画が昭和32年(1957)に木下恵介監督により製作された[喜びも悲しみも幾年月]です。灯台守の夫婦を佐田啓二と高峰秀子が演じました。このときの映画主題歌もヒットしました。俺(おい)ら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖行く船の 無事を祈って 灯(ひ)をかざす・・・という歌詞でした。

 また,昭和61年(1986)には,木下監督自身によってリメイクされました。この時の灯台守夫婦は加藤剛と大原麗子でした。

 現在,灯台は無人で完全自動化され,全国初のハイブリッド電源システム(波力発電と太陽光発電を併用)で動いています。予備として非常用自家発電も備えています。


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