津久見
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九州の東部に位置する津久見は,みかんとセメントの街として有名であり,市内に入るとセメント会社の高い煙突と切り取られた石灰岩の山(水晶山)が目に付く。
ここ津久見は年平均気温は16.1度で温暖な気候である。温暖な気候を利用して昔からみかんの栽培が行われており,市内には樹齢800年ともいわれている小みかんの古木(尾崎コミカン先祖木)がある。このみかんの木は,かんきつ類全国一の古木で国の天然記念物になっている。先祖木を中心に子供木,孫木などがあり,今もたわわに実を付けていた。
戦国時代の武将[大友宗麟]の本拠地は臼杵であったが晩年はここ津久見で隠居生活をしており,天正15年(1587)に58歳で死亡した。大友宗麟墓地公園にキリシタン大名であった宗麟の墓があり周辺は公園になっている。
豊臣秀吉によるキリシタン禁止令は1587年の宗麟の死亡直後に出されたので,宗麟はそれを知らずに亡くなった。その後のキリシタンの悲惨さを思うと宗麟は幸せであった。
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