高瀬石仏の観光情報1

高瀬石仏


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 高瀬石仏は大分市の中心地から南方に約10kmばかり行った所の大分川支流七瀬川右岸の宇加羅にある。岩壁を浮き彫りにした磨崖仏ですが,石窟の中にあるめずらしい磨崖仏です。凝灰岩を掘り込んだ石窟は高さ1.8m,幅4.4m,奥行1.5mの大きさでこの中に5体の磨崖仏が彫り出されています。左より深沙大将像(しんじゃたいしょうぞう),大威徳明王像(だいいとくみょうおうぞう),大日如来像(だいにちにょらいぞう),如意輪観音像(にょいわかんのんぞう),馬頭観音象(ばとうかんのんぞう)となっています。

 12世紀後半(平安時代後期)の製作と推定されており,大分県を代表する磨崖仏の1つで昭和9年に国指定史跡に指定されている。

 このあたりは1995年ころまでは川そばに竹やぶが茂る田舎であったが,こんど行くと大きな七瀬川自然公園ができており,吊り橋と長さ66.72mで木製アーチ橋では日本最大の[三日月橋]が架かり広い運動場などもある整備された公園となっていた。高瀬石仏の近くには石仏見学用の駐車場もあり,駐車場から歩いて2分程度の場所に石仏はある。

 石仏の一番左の深沙(じんじゃ)大将は珍しいもので,胸に9個の髑髏(どくろ)を並べ,腹部に少女の顔を描き,左手には身体に巻きついたへびの頭を握っていますが,顔は手塚治の漫画に出てきそうな童顔でかわいらしい顔をしていますので怖いという印象は無いですね。この深沙大将は三蔵法師がインドを往復したとき,砂漠に現れて守護した鬼神だそうです。


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