◆ 古色蒼然とした本尊干手観音立像(鎌倉時代の作)
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時代から完全に忘れ去られた康平寺(こうへいじ)には昔の栄華を偲ばせる30躰ばかりの仏像のみが残されています。
廉平寺は県道3号線北谷交差点より南に2キロばかり行った所にあり、途中の道は狭い道であり、道を間違えたかな? と勘違いしてしまうほどの田舎道です。
正確には廉平寺跡と言ったほうがよく、住職のいる寺ではなく観音堂があるだけで、その観音堂の裏が仏像の収蔵庫となっています。
駐車場やトイレもあり整備されており、入り口近くに老人会の集会所があり地区の老人の方がこの観音堂の管理をされているようです。
拝観料などはいらないが、一応「仏像を見せてください」と集会所に挨拶をしておいたほうが良いです。
康平寺(こうへいじ)の仏像の内県内最古の木造彫刻である地蔵菩薩立像(県指定重要文化財)が平安時代の作で、あとは鎌倉時代の作だそうです。
ときどき博物館にも貸し出しているそうで、そのときは地蔵菩薩立像と羽のある迦棲羅王(かるらおう)立像の貸し出し希望が多いそうです。
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