◆ 三重の飾縁にわずかに残る赤の円や三角の模様
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菊池川支流の繁根木(はねぎ)川の右岸の岩壁に250mにわたって分布している横穴群である。
6世紀頃に作られた墓であり県教育委員会の調査では48基が確認されている。
墓室の天井は切妻、寄棟、アーチの3種類あり、
入口は二重、三重の飾縁となっており、円文、同心円文、三角文を赤や線刻で描いている。とくに墓室内には舟や弓、矢、
太刀などが描かれている。このような文様のあるものを装飾横穴と呼び15基が確認されている。
また、内部からは鉄製の鉾(ほこ)、鏃(やじり)、玉類などが見つかっており、国指定史跡となっている。
ここから北西方向に約400mの位置に下記の石貫穴観音横穴があり、ここにも横穴があり国指定史跡となっている。
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