大善寺玉垂宮（久留米市）・福岡地域別探検

大善寺玉垂宮（だいぜんじたまたれぐう）

◆◆◆◆◆　玉垂宮（たまたれぐう）　◆◆◆◆◆

　　久留米市役所から南西に約6Kmの福岡県久留米市大善寺（だいぜんじ）という場所にある玉垂宮（たまたれぐう）
この神社の創建は古く、凡そ1900年前の創祀と伝えられている古社です。
この玉垂宮の祭神は筑後一ノ宮の高良大社（こうらたいしゃ）と同じ祭神で、玉垂命、八幡大神、住吉大神が祀られており、神功皇后の三韓出兵に大功のあった藤大臣（高良大明神・玉垂命とも称す）が、ここで没したとも云われています。
大善寺の創建は天武天皇のころ、672年（白鳳元）三池長者師直が、玉垂宮の古跡に法相宗の僧安泰をして祭神を祀らせ、そばに1宇の精舎を開基して御廟院高法寺と号したのが始まりのようです。後に天台宗となり、814年（弘仁5）、殿堂、楼門、回廊など新たに建立し、善美を尽くしたので大善寺に改められました。

玉垂宮鬼夜の動画案内（詳細版 14分40秒）
　※ 鬼夜（おによ）だけを見たい場合は 5分30秒辺りからご覧ください。

　玉垂宮（たまたれぐう）は昔には大善寺と玉垂宮という神仏混淆（しんぶつこんこう：神仏習合とも言う）であったようです。
それが明治の初期におきた民族主義の高まりで、外国からきた仏教はけしかん、日本本来の神道が正しい宗教だという廃仏毀釈（はいぶつきしゃく）運動が起こり、神仏混淆（しんぶつこんこう）の廃止、神体に仏像の使用禁止などが叫ばれて神社から仏教的要素の払拭などが行われました。
その時に大善寺玉垂宮も寺であった大善寺はなくなり玉垂宮だけになったようです。

　今は鳥居にも玉垂神社の額が掛るだけで、大善寺の面影を残すものとしては境内に鐘楼と阿弥陀堂が残っているだけです。
また、社宝に「絹本著色玉垂宮縁起」2幅（重要文化財）があるようです。
毎年、正月１月７日に国の重要無形民俗文化財で、日本三大火祭りの一つである鬼夜が行われる事でも有名です。

　◆ 境内北側にある駐車場（500台）
境内北側にある500台収容できる無料の駐車場

　◆ 陸軍第十八師団菊兵団記念碑
駐車場脇にある陸軍第十八師団菊兵団記念碑

　◆ 大善寺玉垂宮と鬼夜の動画

大善寺玉垂宮周辺マップ（マピオン）　地図の中央 '+' あたりが“大善寺玉垂宮”の位置です。

大善寺玉垂宮の公式ホームページ

久留米市の公式ホームページ

  ＊インフォメーション
　　■玉垂宮社務所　　　　0942-27-1887
　　■久留米市役所　　　　0942-30-9000（代表）
　　■久留米市役所　　　　0942-30-9137（産業部観光振興課）
　　■久留米市観光案内所　0942-33-4422（ＪＲ久留米駅構内）
　　■久留米市観光案内所　0942-33-3338（西鉄久留米駅構内）
  ＊アクセス
　　■西鉄天神大牟田線「大善寺駅」下車(徒歩5分)
　　■JR「久留米駅」より西鉄バス「15番」利用、「宮前」バス停下車(徒歩3分)