圓寿寺
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圓寿寺(えんじゅじ)の元になった岩屋寺は現在の岩屋寺石仏のあるあたりから元町石仏あたりまでの広い敷地をもっていた寺であった。徳治年中(1306〜07),大友氏6代 貞宗(さだむね)はそれまでの岩屋寺を上野の台地に移し圓寿寺と改めた。そのさい道勇律師(どうゆうりっし)を招いて開祖としている。以後,大友家の菩提寺,祈願所として保護された。六ツの本堂(六坊)が造られ,その庇護のもとに大いに栄えた。現在の本堂や鐘楼,山門は文久元年(1861)に大給(おぎゅう)松平近説により建てられたものである。また,一千数百年間灯り続けている法燈があり現在も住職が厳格に守り続けているという。寺宝には県指定文化財である[柿本人磨図]や[六曲屏風]などがある。
元々あった岩屋寺の創建は定かでないが,岩屋寺石仏や元町石仏が平安時代の11世紀中頃の作と考えられているので,そのころの創建であろうと思われる。(岩屋寺石仏や元町石仏は12世紀に作られたという説もある)
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