弥栄神社
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JR久大本線の古国府(ふるごう)駅から北に入った上野ヶ丘墓地公園の東の森の中にある弥栄(いやさか)神社。祭神は素盞嗚尊,大已貴命,稲田姫命の三柱で創建は古く宝亀2年(771)に天智天皇の孫になる光仁天皇がが建てられたと伝えられている。以来領主や朝野の民の崇敬厚く領地の寄進を多く受けている。建久年間(1190-99)に疫病が流行したときに,大友能直が京都祇園社から分霊して社を再興した。このときより祇園社と言われるようになり,周辺は商人,職人の町として栄えた。明治まで盛大な祇園祭が6月に開催され山車がでて,境内には露店が並び大変賑わったというが,今は残念ながら祭りは途絶えている。神社境内に山車の木製車輪が残り,勇壮な祭りの名残だけを今に伝えている。
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