伽藍石仏(杵築神社)
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久大本線の古国府(ふるごう)駅で下りて前の道を西に歩いて行き,最初の踏み切りを渡ってすぐ右の道は新しい住宅団地に行く道であり,その次の右の道を入り,20-30m行き,また右に入って50-60m登った所の右に杵築神社がある。この神社の前の広場の奥に伽藍(がらん)石仏があります。場所を詳しく書いたのは,あまり有名でなく標識もないためであり地元の人に聞いても知らない人もいたためです。
この伽藍石仏は3つの石窟があり中と周辺に石仏が彫られています。ただ,風化が激しくて見分けられない石仏も多い。右の石窟には入口に2仏が,中に阿弥陀如来坐像を中心に左に勢至菩薩像,右に観音菩薩像(欠失している)が彫られています。中央の石窟には阿弥陀如来像があり,左の石窟には3つの小龕(しょうがん)があるだけで石仏は見当たらない。右と中央の石窟の本尊阿弥陀如来は光彩を彫りくぼめた中から仏身を厚く出しており,この彫法は鎌倉時代以降の豊後独特の手法であるといわれています。
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