捕鯨納屋場跡
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生月島の北部,御崎(みさき)浦には益富(ますとみ)組の捕鯨納屋場がありました。捕鯨納屋場は鯨の解体・加工を行う場所で,捕鯨シーズン中はみんな納屋場に住み込んで作業に従事していたとのことです。
この益富組は江戸時代の西暦1700年頃から明治のはじめまで生月島で捕鯨を行っていた鯨組です。年間平均で200頭の鯨を捕っていたといいますから日本一の鯨組だったのです。最盛期には三千人以上の人々が働いていたと推定されていますから,この地域の一大産業だったと思われます。
今の御崎浦は埋め立てられ漁港があります。その漁港のそばに岬神社がありました。いつごろからここに神社があるのか分かりませんが,捕鯨納屋場があった江戸時代からあるものと思われます。また,この御崎浦のそばにキャンプのできる野営場があります。生月島ではキャンプに適した場所は多くありますが,正式にキャンプをすることが許可されているのは,私が知る限りではここだけです(たぶん?)。一応有料です。
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