石貫穴観音横穴の観光情報1

石貫穴観音横穴


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 3基の大きな横穴は入口が三重の飾縁となっており外側の二重はアーチ形で,赤色の円文がかすかに見える。中央の横穴は奥室に千手観音が彫ってあり,右に十一面観音像があるので[穴観音]と呼ばれている。この横穴は前室と奥室からなり,前室はほぼ正方形で高さ2.5m,幅2.9m上に庇(ひさし)が造られている。奥室の入口には本瓦葺(ほんがわらぶき)の庇があり奥壁に千手観音像が彫られている。この瓦葺きの庇と千手観音の浮き彫りは,日本の装飾古墳のなかでも類例のないものであり,後の追彫であると疑われたこともあったが,その手法・形体からみて当初のものである。千手観音信仰は奈良時代に伝来したもので,8世紀前半に造られた横穴と考えられている。
ちなみに奥の右にある十一面観音像は後の時代に置かれたものである。国指定史跡となっている。


石貫穴観音横穴の観光情報2

石貫穴観音横穴の観光情報3

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