廉平寺跡の観光情報1

廉平寺跡


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 熊本県北部の山鹿市鹿央町の北谷霜野地区にある廉平寺。ここには目を見張るばかりの木造の仏像が30躰ばかりある。これだけの仏像があるのは全国的にもめずらしいことである。
そもそも,この廉平寺は霜野由来記によると,平安時代初期,平城天皇の第三皇子暁円上人の開基になるともいい,十一世紀中頃,後冷泉天皇の康平元年(1058)に建立されたので,康平寺というようになったとも伝えられている。
いずれにしても1000年の歴史を持つ古い寺で,昔は千手観音を本尊として九十九の寺院があり,さらに東西南北の四方の谷にそれぞれ,東福寺,西福寺,真福寺,長福寺があって,四明の頂上に鐘楼がたっていたという。しかし,天正15年(1587)霜野城陥落とともに,豪壮を誇っていた康平寺も哀退していった。
時代から完全に忘れ去られた康平寺には昔の栄華を偲ばせる30躰ばかりの仏像のみが残されているのである。


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