◆ 唐津神社は奈良時代創建の古社で住吉3神などを祀る
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3日の御旅所神幸(おたびしょ しんこう)は午後12時頃に西の浜明神台(お旅所)の砂地のグランドに1番曳山「赤獅子」を先頭に曳山(ひきやま)が次々に曳き込まれ2トン以上もある曳山の車輪が砂地にめり込むのを2〜3百人の曳子(ひきこ)が2本の綱を引っ張り曳込み(ひきこみ)ます。
お旅所のある場所には砂が撒かれており、グランドでは砂埃が舞い熱気があふれ、所定の位置まで懸命に曳き込んでいく勇壮さが一つの見どころです。
お旅所で神事があり、餅まきが行われ、曳山(ひきやま)は15時頃から順次「お旅所」を出て行きます。これを曳出し(ひきだし)と言います。この曳出し(ひきだし)も曳込み(ひきこみ)と同じで勇壮です。
「お旅所」を出た曳山(ひきやま)は唐津神社に戻り、すぐに地元の各町内に戻ります。
祭り期間中の人出は延べ50万人を超え。昭和33年(1958年)に曳山14台が佐賀県の重要有形民俗文化財に、さらに昭和55年(1980年)には「唐津くんちの曳山行事」が国の重要無形民俗文化財に指定されました。
世界的にも類を見ない豪華な漆の工芸品の曳山も見物(みもの)の一つです。
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