最教寺
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最教寺は真言宗智山派のお寺です。1607年に第26代平戸藩主鎮信公によって建立され[西の高野山]と呼ばれています。建立以前は,真言宗の寺があったといわれ,また弘法大師が唐より帰朝のおり護摩を焚いたと伝えられています。
奥の院に通じる参道には苔むした石仏がならぶ真言宗の霊場で,2月の節分の日に行われる[子泣き相撲]で有名です。この[子泣き相撲]は江戸時代,平戸藩主を悩ませていた亡霊を赤ん坊の泣き声が退散させたことが起源とされています。
平成元年には日本最大の三重の塔が奥の院にでき,霊宝館には鎮信公(平戸藩主第26代)寄進の文化財を中心に国の重要文化財である絹本着色仏涅槃図(けんぽん ちゃくしょくぶつねはんず)や釈迦誕生図,十六羅漢図,釈迦涅槃像などがあり,見ごたえがあります。なお,九州には三重の塔が4塔あり,この最教寺と大分県臼杵市の龍原寺(りゅうげんじ),福岡県瀬高町の清水寺,福岡県みやこ町の豊前国分寺跡にあります。
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