竹原古墳
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竹原古墳は国指定史跡で6世紀後半に造られた古墳で,高さ5mの円墳状をしています。石室の構造は複室の横穴式石室で奥壁上部に石棚をかけています。壁画は奥壁と後室入口の両袖石の3ヶ所に描かれています。袖石の右は朱雀で南を守る神です。左は玄武で北を守る神です。奥壁は両側に一対の[さしば]を配し下方に波形文その上に一そうの船,騎馬スタイルの馬をひいた人物,三角連続文,その上に竜とおぼしき怪獣および孤月状のものが描かれています。
この絵の解釈としては四神(ししん)思想ならびに竜媒(りゅうばい)信仰,葬送儀礼の表現,騎馬民族到来などいろいろな説があります。いずれにしても中国や朝鮮半島の影響をかなり受けたことが分る壁画です。他に桂川町には王塚装飾古墳があります。
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