独鈷寺
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独鈷寺は立華山明鏡院独鈷寺と称し天台宗比叡山派に属する天台宗開祖の寺である。寺の由来は千年家(国指定重要文化財横大路家住宅)に伝わります。寛政九年庄屋治右衛門の書上覚,或いは,六所神社の横に奉祀されている薬師如来仏の厨子の銘等によると,仏教大師(最澄)が建立したとあります。
延暦24年(805)に唐から帰国した最澄は古賀市の花鶴が浜に着かれました。霊地を求めるために,持参の独鈷(とこしょ)と鏡を空高く投げられ,その落ちた場所に独鈷寺を建てたという伝説が残っています。最澄が帰国後最初に建てた天台宗の寺ということになります。現在もその鏡と独鈷とともに最澄がその上で座禅したという,長さ2.7m幅1.6mの座禅石や干雨に関係なく清水が湧き出る独鈷水などが境内にあります。
また,鎌倉時代から江戸時代初期の仏,具足,及び江戸時代初期徳川二代将軍秀忠が徳川家安泰を祈願して奉納された掛仏(日光東照宮と独鈷寺の2つだけにある)などがあります。これらの宝物はお願いすれば見ることができます。
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