水天宮
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JR久留米駅から徒歩で約15分,筑後川の河畔にある久留米水天宮。御祭神は天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ),安徳天皇,建礼門院,二位の尼(にいのあま)の四柱である。水天宮の由来は寿永4年(1185)3月24日の壇ノ浦の合戦で安徳天皇は海に沈んだとみせかけて,建礼門院(安徳天皇の母),二位の尼(安徳天皇の祖母)とともに,この筑後に逃れてきたが,この地で安徳天皇が亡くなってしまった。付き従ってきた女官按察使局伊勢(あぜちのつぼねいせ…後に千代と改名した)が筑後川河畔の鷺野(さぎの)に水天宮を祀ったのが始まりであると言われている。建久初年(1190)のことである。
水天宮は水徳の神であり水難,安産,火災,疫病,除災の霊験を以って知られ海運,農業,商業の信仰篤く子供の守護神としても有名であり,筑後一円では春の大祭に子供を参拝せしめる習慣がある。
この水天宮は全国水天宮の総本社であり,東京の水天宮は藩主有馬頼徳が文政元年(1818)にここから江戸に分霊したものである。境内には明治維新の先駆者真木泉守保臣を祀る真木神社や水天宮の創建者である按察使局伊勢を祀る千代松神社などがあり,河童発祥地でもある。
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