有田の観光情報1

有田


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 黒髪山の南麓に開けた有田は,豊臣秀吉の朝鮮出兵に参加した当時の佐賀藩主・鍋島直茂がなかば強制的に連れ帰った陶工たちによって焼かれた白磁の焼物に始まる。寛永20年(1643)ごろに日本初の赤絵磁器を完成させた初代酒井田柿右衛門は[夕日にかがやく柿を見て赤絵を工夫した]という伝説は有名である。白色の素地に繊細な赤絵との見事な調和はすばらしいもので,世界の模倣の対象となった。技法は国指定の重要無形文化財です。

 この[柿右衛門様式]の焼物の白は真っ白ではなく,薄いベージュ色した[米のとぎ汁]色をしているのが特色である。たしかに言われてみると真っ白に赤より,こちらの方が品がある。

 泉山磁石場はJR上有田駅から5分程度の所にあり17世紀初め朝鮮の帰化陶工金ヶ江三兵衛が発見して我国最初の白磁を作った土で今でも若干利用されていますが,現在は大部分を天草の富岡の土を使用しているそうです。

 4月29日-5月5日のゴールデンウィークに毎年開催される有田陶器市はゴールデンウィークのイベントとしては佐賀県内最大のイベントであり,期間中70-80万人の人が訪れます。JR上有田駅からJR有田駅間の約4kmのメインストリートには約650店が軒を連ね,この期間は魚屋さんも自転車屋さんも八百屋さんも陶器屋に変身し道の両側は陶器売場の露店がぎっしり並びます。


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