小天温泉
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小天(おあま)温泉は,みかん山のふもとにある温泉で夏目漱石が旧制第五高等学校の教師をしていたときに熊本から山越えで訪れた温泉である。そのときに漱石が泊った部屋が漱石館(旧前田案山子別邸)として残っている。ここを訪れた時のことを材料に後年[草枕]を書いた文学の香り漂う温泉地である。
平成9年には公営温泉[草枕温泉てんすい]ができた。小天の丘の上にあり遠く有明海や普賢岳,佐賀平野が望める眺望絶景の場所に建っている。展望ﾃﾞｯｷや大浴場(みかんの湯),草枕の湯,露天風呂などがあり展示ﾎｰﾙでは小説[草枕]の資料や天水町出身で俳優の笠知衆さんの遺品などが展示されている。
泉質は単純弱ｱﾙｶﾘ泉で神経痛や筋肉痛関節炎などに効能がある。
■ 入浴料：大人\500
■ 休館日：第2,4水曜日(祝日の場合は翌日)
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