専念寺
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JR筑後草野駅から西に5分程度行った場所にある専念寺。開基は元久元年(1204)持願上人といわれている。この持願上人は近くにある善導寺を創建した浄土宗鎮西派の始祖聖光房弁阿弁長(しょこうぼうべんなべんちょう:通常「鎮西上人」と言われている)の弟子にあたる人で鎮西上人に命じられて建立したと伝えられている。鎮西上人が建てた48の念仏道場のひとつである。
本尊は鎌倉時代の作でヒノキの一木造りで像高約1mの木造阿弥陀如来である。作者は定かでないが恵信僧都の作ではないかといわれており,優美な阿弥陀如来像は国の重要文化財に指定されている。今の本堂は安政元年(1854)に再建されたもので,内部は極彩色に彩られている。「九州日光」と呼ばれている本堂の彩色は明治44年に法然上人700年遠忌を記念して描かれたものである。竜を描いた格子天井や三方の壁には25菩薩来迎図など華麗な壁画がある。
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