夏目漱石記念館
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夏目漱石は明治29年4月,旧制五高の英語教師として熊本に赴任してきた。英国に留学するまで5年間に6度の転居をしたが,ここは(坪井町)5度目の住宅である。当時新婚の鏡子夫人は長女を出産し,庭には産湯の井戸があり,洋間には漱石の遺品が展示してある。漱石夫婦もはこの家が気に入っていたようで後に[熊本ではこの5番目の家が1番いい家であった]と語っていたという。
漱石は五校ではボート部の部長を行ったりして平穏な教師生活を送っていたようである。教え子には後の物理学者でありすぐれた随筆家となる寺田寅彦などがいる。
また同僚の山川信次郎などと金峰山麓の小天(おあま)温泉や阿蘇に旅をして,その体験から小説[草枕]や[二百十日]を著した。漱石にとって熊本は新婚生活をスタートし初めての子供ができた地であり,特別思い出深い土地であったようである。なお3度目の旧居は旧ジェーンズ邸のそばにある。
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