阿蘇神社
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阿蘇神社は古代から肥後一の宮と言われ,それ故,この地方の地名も一の宮町となっています。創立は孝霊天皇9年(紀元前282)と伝えられており,神武天皇の孫,健磐龍命(たていわたつのみこと)ほか阿蘇国造りの神々を祀っています。延長5年(927)に編さんされた延喜式神名帳に記載されている式内社です。
もともとは阿蘇の火口にあったのが上宮(じょうぐう)で,今の一の宮町宮地の社殿は下宮(げぐう)でした。今,阿蘇の火口には社殿はありませんが阿蘇山上神社として奥宮があります。この宮地の神社も創建時は秀麗な社殿が達並んでいたとされています。現在は広い境内に江戸時代末期に再建された社殿や楼門があります。特に大楼門は神社ではめずらしい二層式屋根の楼門で日本三大楼門のひとつとされています。
また,境内には高砂の松(縁結びの松)があります。いがいと若い松でひょろひょろしていて頼り無い感じの松ですが,枯れると植え継いできた一千年の歴史ある松だそうです。世阿弥元清(ぜあみもときよ)の謡曲の冒頭に出てくるなどの逸話の残る松で[縁むすびの願い事には特に効能あり]とされてきた松です。
なお,この阿蘇神社の一の神殿,二の神殿,三の神殿,楼門,神幸門,還御門は市の有形文化財に指定されています。この神社の祭りとしては,春を告げる火振り神事(3月中旬頃)やおんだ祭り(7/28)などが有名で,祭り期間中は多くの人で賑わいます。
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